あなたのUdemyの購入履歴を開いてみてほしい。
ズラリと並ぶ「未完了」の講座たち。Python入門、GAS完全マスター、n8n実践コース、AI活用術…。「次こそは最後まで見る」と誓いながら、また新しい講座をカートに入れる。その瞬間、あなたの脳内には心地よいドーパミンが流れる。
「私は成長している」
本当に?
違う。あなたは何も生み出していない。Notionのタスクリストに「〇〇を学ぶ」というタスクが増えただけだ。本棚に積まれた技術書の山。Kindleの「後で読む」リストの肥大化。そして、何も変わらない日常。
今日、私はあなたに残酷な真実を突きつける。
あなたは「学習」という高尚な名前の牢獄に、自ら進んで閉じこもっている。
そして最も恐ろしいのは、その牢獄があまりにも居心地が良すぎることだ。
「勉強してから」という、人生で最も高価な言い訳
学習という麻薬の甘美な罠
「もう少し勉強してから実行しよう」
この言葉ほど、多くの人生を破壊した言葉はない。
なぜなら、この言葉は完璧に正しく聞こえるからだ。誰も反論できない。上司も、パートナーも、そして自分自身も。「準備不足で失敗するよりマシだよね」と。
でも気づいているか? あなたは準備を終えたことが一度もない。
Python入門を終えたら中級編が見える。中級を終えたら上級が見える。上級を終えたら機械学習が見える。機械学習を終えたらディープラーニングが見える。そしてディープラーニングを終えたら…新しいPythonのバージョンがリリースされている。
おめでとう、あなたは無限ループに入った。
これは「成長」ではない。これは「実行しないための完璧な言い訳生成マシン」だ。
図書館は美しい。だが、そこでは何も生まれない
想像してほしい。
あなたは今、世界最大の図書館にいる。天井まで届く本棚。あらゆるジャンルの知識が揃っている。静かで、安全で、知的な雰囲気に満ちている。
窓の外では戦いが始まっている。
不完全な武器を持った人々が、泥にまみれながら前進している。転び、血を流し、叫び、そして前に進む。醜い。混沌としている。でも、彼らは前進している。
図書館の中のあなたは、窓越しにその光景を見ながらこう思う:
「まだ準備ができていない。もう1冊読んでから」「あんな無謀なことはできない。もっと知識をつけてから」「失敗したら恥ずかしい。完璧に理解してから」
そしてあなたは、また本を開く。
3年後。あなたはまだ図書館にいる。本は増えた。知識も増えた。
でも、あなたの銀行口座の残高は1円も増えていない。
窓の外では、かつて泥まみれだった人々が、今はピカピカの鎧を着ている。彼らは戦場で稼いだ金で、最高の装備を手に入れた。
図書館の住人は言う:「でも私の方が知識がある」
戦場の戦士は答える:「で、それで何を作った?」
AI時代が破壊した「学習」という概念
昔:図書館に通わないと知識が手に入らなかった
1990年代。あなたが何かを学ぼうとしたら、こうするしかなかった:
- 図書館に行く(往復1時間)
- 適切な本を探す(30分)
- 借りて帰る(往復1時間)
- 読む(5時間)
- 理解する(???)
- 実行する(もし覚えていれば)
合計:最低でも7.5時間。そして、たいてい「理解」の段階で挫折する。
この時代、「知識」は希少だった。だから「学習」に価値があった。
今:ChatGPTに聞けば3秒で答えが出る時代
2025年。あなたが何かを学ぼうとしたら?
- ChatGPTを開く(3秒)
- 「GASでスプレッドシートの最終行にデータを追加する方法を教えて」と打つ(10秒)
- コードが出る(5秒)
- コピペする(3秒)
- 動く(即座)
合計:21秒。
学習時間:ゼロ。
待て、これは「学習」じゃないだろう? 理解していないじゃないか?
そう、その通り。これは学習ではない。
これは「実行」だ。そして、それこそが AI時代の正しいアプローチだ。
「理解してから実行」は死んだ。「実行してから理解」の時代だ
昔の世界:
勉強 → 理解 → 記憶 → 実行(3ヶ月かかる)
AI時代の世界:
実行(AIに命令) → 動く → (必要なら)後で理解(3分で完了)
「でも、理解しないで実行するのは危険じゃないか?」
いい質問だ。でも反論させてほしい。
あなたは電気の仕組みを完璧に理解しているか?
違うだろう。でも毎日スイッチを押している。そしてそれで困ったことは一度もない。
あなたは車のエンジンの内部構造を理解しているか?
違うだろう。でも毎日運転している。(免許は取ったけど、エンジンの試験はなかった)
あなたはHTTPプロトコルの詳細を理解しているか?
違うだろう。でも今このブログを読んでいる。
理解は、実行の前提条件ではない。理解は、必要になったらついてくるオマケだ。
60点で動かせ。残りの40点はAIが埋める
完璧主義という、最も高尚な自己妨害
あなたがコードを書く。動く。でも、心の中でこう思う:
「これ、もっといい書き方があるんじゃないか?」「パフォーマンスが悪いかもしれない」「エラーハンドリングが不十分だ」「もっと勉強してから公開すべきだ」
そして、あなたはそのコードを公開しない。
おめでとう、あなたは100点のコードを作る代わりに、ゼロ点の未来を選んだ。
数学をしよう。
- 60点で動くコードを公開:価値 = 60点
- 100点で動くコードを目指して公開しない:価値 = 0点
60 > 0
これは小学生でもわかる不等式だ。でもなぜか、大人になると忘れる。
n8nとAIが作り出す「失敗しても大丈夫」システム
ここで、あなたに最高のニュースを教えよう。
あなたはもう、失敗を恐れる必要がない。
なぜなら:
- n8nがエラーを通知する
- あなたが作った自動化が失敗したら? → n8nがSlackに通知
- スクリプトがエラーを吐いたら? → n8nがメールで教えてくれる
- 寝ている間にシステムが止まったら? → 朝起きたら通知が来ている
- AIがエラーを修正する
- エラーメッセージをコピーして、ChatGPTに貼り付ける
- 「このエラーを修正して」と一言添える
- 修正されたコードが返ってくる
- コピペする
- 動く
かかる時間:3分。
これが意味すること、わかるか?
あなたは「失敗しないように完璧なコードを書く」必要がない。「失敗したら3分で直せばいい」システムを作れば済む。
実例:私が Python を「学ばずに」使った話
告白しよう。
私はPythonの文法を、一度もまともに勉強したことがない。
「for文の書き方」も、「辞書型とリスト型の違い」も、「クラスとは何か」も、教科書を開いて学んだことはない。
でも、私はPythonで業務自動化ツールを10個以上作った。
どうやったか?
- 「スプレッドシートのデータをSlackに投稿したい」と思う
- ChatGPTを開く
- 「Pythonで、Googleスプレッドシートの最新行のデータを取得して、Slackに投稿するコードを書いて」と入力
- コードが出る
- コピペして実行
- エラーが出る
- エラーメッセージをChatGPTに貼り付けて、「このエラーを修正して」と入力
- 修正されたコードが出る
- コピペして実行
- 動く
所要時間:30分。学習時間:ゼロ。
「でも、それは理解していないじゃないか!」
その通り。最初は理解していなかった。
でも、この作業を10回繰り返したら、ある日突然気づいた。
「あ、これってこういう仕組みなのか」
理解は、後からついてきた。でもそれは副産物だ。目的じゃない。
私が欲しかったのは「Pythonの知識」ではない。「Slackに自動投稿するシステム」だ。
そして、私はそれを手に入れた。30分で。
あなたの価値は「知っていること」ではない
知識は、もはや希少資源ではない
残酷な真実を言おう。
あなたが3ヶ月かけて学んだPythonの知識。あなたが5冊の本を読んで身につけたGASのテクニック。あなたが100時間の動画で習得したn8nの使い方。
全部、ChatGPTも知っている。
そして、ChatGPTはあなたより速く、正確で、疲れない。
「じゃあ、私の価値はどこにあるんだ?」
いい質問だ。これが、AI時代を生き抜く人と、淘汰される人を分ける問いだ。
あなたの価値は、3つしかない:
- 問題を見つける力
- 「ここ、自動化できるんじゃね?」という視点
- AIは問題を見つけられない。人間だけができる
- ツールを組み合わせる力
- GAS + n8n + Notion + Slack = 自動化システム
- この「組み合わせの視点」は、AIには(まだ)難しい
- それを物語として語る力
- あなたの試行錯誤をメルマガにする
- 失敗談を資産に変える
- これは完全に人間の領域
知識は価値じゃない。知識を使って何を生み出すかが価値だ。
新しいツールは「学ぶ」な。「繋げられるか」だけ判断しろ
新しいAIツールが出た。
昔のあなた:「よし、まずチュートリアルを全部見よう」(3時間消費)
今のあなた:「これ、今の自動化システムに繋げられる?」(3分で判断)
- 繋げられる → すぐに繋ぐ。わからないことはAIに聞く
- 繋げられない → 無視する
これだけだ。
「でも、基礎を学ばないと応用できないのでは?」
逆だ。
応用しながら、基礎が身につく。
あなたはいつ、日本語の文法を完璧に理解した? 違うだろ。喋っているうちに身についたんだ。
プログラミングも同じ。
コードを書く → エラーが出る → 直す → 動く → この繰り返しで、文法が身体に染み込む。
教科書を読んでも、文法は「知識」のまま。コードを書いたら、文法は「身体」になる。
「学習者」は知識を溜め込む。「実践者」は知識で金を稼ぐ
あなたのNotionは、墓場になっていないか?
開いてみてほしい。あなたのNotionのデータベースを。
「学んだことメモ」「読書ノート」「技術記事クリップ」…
美しく整理されたページたち。タグ付けも完璧。リレーションも設定済み。
で、それで何を生み出した?
あなたのNotionは、「知識の墓場」になっていないか?
知識をインプットして、整理して、満足して、終わり。
それは「学習」ではない。それは「趣味」だ。
趣味が悪いとは言わない。でも、それで人生を変えようとしているなら、戦略を間違えている。
メルマガは「アウトプット」ではなく「錬金術」だ
ここで、私があなたに教える、最も強力な秘密を明かそう。
学んだことを、即座にメルマガでアウトプットしろ。
「え、まだ完璧に理解していないのに?」
完璧に理解していないからこそ、価値がある。
読者が求めているのは、専門家の完璧な解説じゃない。
あなたと同じレベルの人間が、泥にまみれながら前進する姿だ。
「今日、GASでスプレッドシートを自動更新するコードを書いた。3回エラーが出た。でも、ChatGPTに聞いたら5分で直った。マジで便利。コードはこれ↓」
これだけで、読者は価値を感じる。なぜなら:
- 共感できる:「自分もエラーで詰まってた」
- 再現できる:コードがあるから、今すぐ試せる
- 希望が持てる:「ChatGPTに聞けばいいのか」
そして、最も重要なこと。
あなた自身の学習が加速する。
なぜなら、アウトプットすることで、脳が「これは重要な情報だ」と認識するから。
インプットだけでは、記憶は定着しない。アウトプットして初めて、知識が「あなたのもの」になる。
そして、そのアウトプットが、読者に価値を提供し、信頼を築き、最終的にはあなたに収益をもたらす。
これを「錬金術」と呼ばずして、何と呼ぶ?
失敗ログこそ、最高のコンテンツだ
「今週、3つのシステムを作った。2つは失敗した。1つは動いた」
これをメルマガに書け。
「え、失敗を公開するの? 恥ずかしい…」
失敗を隠す方が、よっぽど恥ずかしい。
なぜなら、それは「あなたは実行していない」と言っているのと同じだから。
成功だけを語る人は、信用されない。「どうせ編集してるんでしょ」と思われる。
でも、失敗を含めた「生の記録」を語る人は、信頼される。「この人、本当にやってるんだ」と。
そして、読者が最も知りたいのは、まさにこれだ:
「失敗したとき、どう対処したか?」
あなたの成功談は、読者にとって「遠い世界の話」だ。でも、あなたの失敗談は、読者にとって「明日の自分の話」だ。
だから、失敗ログを書け。
- どんなエラーが出たか
- どうやって解決したか(ChatGPTに聞いた、とか)
- 何を学んだか
これを毎週書くだけで、あなたは「実践者」になる。
そして、読者はあなたの旅に引き込まれる。
図書館を出ろ。戦場で会おう
明日の朝、あなたがやるべき「たった1つ」のこと
長い話をした。
でも、結局のところ、あなたが明日の朝にやるべきことは、たった1つだ。
Udemyを開くな。エディタを開け。
技術書を読むな。ChatGPTを開け。
「学びたいことリスト」を作るな。「作りたいものリスト」を作れ。
そして、そのリストの1つ目を、今すぐAIに命令しろ。
「GASで、スプレッドシートの最終行にデータを追加するコードを書いて」「n8nで、Gmailの新着メールをSlackに通知する方法を教えて」「Pythonで、CSVファイルを読み込んで集計するスクリプトを作って」
3分後、あなたはコードを持っている。10分後、そのコードは動いている。1時間後、あなたは「実践者」になっている。
72時間チャレンジ:学習者から実践者への変態
ここで、あなたに挑戦を叩きつける。
72時間チャレンジ。
ルールは簡単:
- 今から72時間、教科書を開くな
- Udemyもダメ
- 技術書もダメ
- チュートリアル動画もダメ
- 代わりに、3つのシステムを作れ
- 何でもいい
- 完璧じゃなくていい
- 60点で動けばOK
- AIに全部聞け
- わからないことは全部ChatGPTに聞く
- エラーが出たら即座にAIに見せる
- 恥ずかしがるな、AIは人間じゃない
- 結果をメルマガで報告しろ
- 成功も失敗も全部書け
- コードも全部公開しろ
- 読者の反応を見ろ
72時間後、あなたは別人になっている。
「学習してから実行する人」から、「実行しながら学ぶ人」へ。
図書館の住人から、戦場の戦士へ。
最後に:あなたはどちらの未来を選ぶ?
2つの未来がある。
未来A:永遠の学習者
- 3年後も、あなたはまだ「勉強してから」と言っている
- Udemyの購入履歴は50講座を超えた
- 本棚には100冊の技術書
- Notionには1000個のメモ
- でも、銀行残高は変わらない
- あなたの名前を知る人は、今と同じだけ
未来B:実践者
- 3年後、あなたは20個の自動化システムを作っている
- そのうち5個が、他人の問題も解決している
- メルマガの読者は1000人を超えた
- 月10万円の収益が自動で入ってくる
- あなたの名前で検索すると、あなたの記事が出てくる
- たまに「あの記事、役に立ちました」というメールが届く
どちらを選ぶ?
選択肢はない。あるのは「決断」だけだ。
明日の朝、あなたは何を開く?
Udemyか、それともエディタか。
図書館は、もう閉館する。
戦場は、今日も開いている。
そこで、会おう。
P.S. この記事を読み終えたら、すぐにやってほしいことがある。
今すぐChatGPTを開いて、こう打ち込め:
「GASで、スプレッドシートの最終行に今日の日付を追加するコードを書いて」
コードが出る。コピーする。Google Apps Scriptのエディタに貼り付ける。実行する。
動く。
おめでとう。あなたはたった今、「実践者」になった。
明日も、同じことをやれ。
そして1週間後、その記録をメルマガに書け。
それだけで、あなたの人生は変わり始める。
図書館から出よう。戦場で、待ってる。“`
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