第8章:【勉強してから】が一番の無駄。AI時代に最速で結果を出す「72時間実践ルール」

あなたのUdemyの購入履歴を開いてみてほしい。

ズラリと並ぶ「未完了」の講座たち。Python入門、GAS完全マスター、n8n実践コース、AI活用術…。「次こそは最後まで見る」と誓いながら、また新しい講座をカートに入れる。その瞬間、あなたの脳内には心地よいドーパミンが流れる。

「私は成長している」

本当に?

違う。あなたは何も生み出していない。Notionのタスクリストに「〇〇を学ぶ」というタスクが増えただけだ。本棚に積まれた技術書の山。Kindleの「後で読む」リストの肥大化。そして、何も変わらない日常。

今日、私はあなたに残酷な真実を突きつける。

あなたは「学習」という高尚な名前の牢獄に、自ら進んで閉じこもっている。

そして最も恐ろしいのは、その牢獄があまりにも居心地が良すぎることだ。

「勉強してから」という、人生で最も高価な言い訳

学習という麻薬の甘美な罠

「もう少し勉強してから実行しよう」

この言葉ほど、多くの人生を破壊した言葉はない。

なぜなら、この言葉は完璧に正しく聞こえるからだ。誰も反論できない。上司も、パートナーも、そして自分自身も。「準備不足で失敗するよりマシだよね」と。

でも気づいているか? あなたは準備を終えたことが一度もない。

Python入門を終えたら中級編が見える。中級を終えたら上級が見える。上級を終えたら機械学習が見える。機械学習を終えたらディープラーニングが見える。そしてディープラーニングを終えたら…新しいPythonのバージョンがリリースされている。

おめでとう、あなたは無限ループに入った。

これは「成長」ではない。これは「実行しないための完璧な言い訳生成マシン」だ。

図書館は美しい。だが、そこでは何も生まれない

想像してほしい。

あなたは今、世界最大の図書館にいる。天井まで届く本棚。あらゆるジャンルの知識が揃っている。静かで、安全で、知的な雰囲気に満ちている。

窓の外では戦いが始まっている。

不完全な武器を持った人々が、泥にまみれながら前進している。転び、血を流し、叫び、そして前に進む。醜い。混沌としている。でも、彼らは前進している。

図書館の中のあなたは、窓越しにその光景を見ながらこう思う:

「まだ準備ができていない。もう1冊読んでから」「あんな無謀なことはできない。もっと知識をつけてから」「失敗したら恥ずかしい。完璧に理解してから」

そしてあなたは、また本を開く。

3年後。あなたはまだ図書館にいる。本は増えた。知識も増えた。

でも、あなたの銀行口座の残高は1円も増えていない。

窓の外では、かつて泥まみれだった人々が、今はピカピカの鎧を着ている。彼らは戦場で稼いだ金で、最高の装備を手に入れた。

図書館の住人は言う:「でも私の方が知識がある」

戦場の戦士は答える:「で、それで何を作った?」

AI時代が破壊した「学習」という概念

昔:図書館に通わないと知識が手に入らなかった

1990年代。あなたが何かを学ぼうとしたら、こうするしかなかった:

  1. 図書館に行く(往復1時間)
  2. 適切な本を探す(30分)
  3. 借りて帰る(往復1時間)
  4. 読む(5時間)
  5. 理解する(???)
  6. 実行する(もし覚えていれば)

合計:最低でも7.5時間。そして、たいてい「理解」の段階で挫折する。

この時代、「知識」は希少だった。だから「学習」に価値があった。

今:ChatGPTに聞けば3秒で答えが出る時代

2025年。あなたが何かを学ぼうとしたら?

  1. ChatGPTを開く(3秒)
  2. 「GASでスプレッドシートの最終行にデータを追加する方法を教えて」と打つ(10秒)
  3. コードが出る(5秒)
  4. コピペする(3秒)
  5. 動く(即座)

合計:21秒。

学習時間:ゼロ。

待て、これは「学習」じゃないだろう? 理解していないじゃないか?

そう、その通り。これは学習ではない。

これは「実行」だ。そして、それこそが AI時代の正しいアプローチだ。

「理解してから実行」は死んだ。「実行してから理解」の時代だ

昔の世界:

勉強 → 理解 → 記憶 → 実行(3ヶ月かかる)

AI時代の世界:

実行(AIに命令) → 動く → (必要なら)後で理解(3分で完了)

「でも、理解しないで実行するのは危険じゃないか?」

いい質問だ。でも反論させてほしい。

あなたは電気の仕組みを完璧に理解しているか?

違うだろう。でも毎日スイッチを押している。そしてそれで困ったことは一度もない。

あなたは車のエンジンの内部構造を理解しているか?

違うだろう。でも毎日運転している。(免許は取ったけど、エンジンの試験はなかった)

あなたはHTTPプロトコルの詳細を理解しているか?

違うだろう。でも今このブログを読んでいる。

理解は、実行の前提条件ではない。理解は、必要になったらついてくるオマケだ。

60点で動かせ。残りの40点はAIが埋める

完璧主義という、最も高尚な自己妨害

あなたがコードを書く。動く。でも、心の中でこう思う:

「これ、もっといい書き方があるんじゃないか?」「パフォーマンスが悪いかもしれない」「エラーハンドリングが不十分だ」「もっと勉強してから公開すべきだ」

そして、あなたはそのコードを公開しない。

おめでとう、あなたは100点のコードを作る代わりに、ゼロ点の未来を選んだ。

数学をしよう。

  • 60点で動くコードを公開:価値 = 60点
  • 100点で動くコードを目指して公開しない:価値 = 0点

60 > 0

これは小学生でもわかる不等式だ。でもなぜか、大人になると忘れる。

n8nとAIが作り出す「失敗しても大丈夫」システム

ここで、あなたに最高のニュースを教えよう。

あなたはもう、失敗を恐れる必要がない。

なぜなら:

  1. n8nがエラーを通知する

  • あなたが作った自動化が失敗したら? → n8nがSlackに通知
  • スクリプトがエラーを吐いたら? → n8nがメールで教えてくれる
  • 寝ている間にシステムが止まったら? → 朝起きたら通知が来ている

  1. AIがエラーを修正する

  • エラーメッセージをコピーして、ChatGPTに貼り付ける
  • 「このエラーを修正して」と一言添える
  • 修正されたコードが返ってくる
  • コピペする
  • 動く

かかる時間:3分。

これが意味すること、わかるか?

あなたは「失敗しないように完璧なコードを書く」必要がない。「失敗したら3分で直せばいい」システムを作れば済む。

実例:私が Python を「学ばずに」使った話

告白しよう。

私はPythonの文法を、一度もまともに勉強したことがない。

「for文の書き方」も、「辞書型とリスト型の違い」も、「クラスとは何か」も、教科書を開いて学んだことはない。

でも、私はPythonで業務自動化ツールを10個以上作った。

どうやったか?

  1. 「スプレッドシートのデータをSlackに投稿したい」と思う
  2. ChatGPTを開く
  3. 「Pythonで、Googleスプレッドシートの最新行のデータを取得して、Slackに投稿するコードを書いて」と入力
  4. コードが出る
  5. コピペして実行
  6. エラーが出る
  7. エラーメッセージをChatGPTに貼り付けて、「このエラーを修正して」と入力
  8. 修正されたコードが出る
  9. コピペして実行
  10. 動く

所要時間:30分。学習時間:ゼロ。

「でも、それは理解していないじゃないか!」

その通り。最初は理解していなかった。

でも、この作業を10回繰り返したら、ある日突然気づいた。

「あ、これってこういう仕組みなのか」

理解は、後からついてきた。でもそれは副産物だ。目的じゃない。

私が欲しかったのは「Pythonの知識」ではない。「Slackに自動投稿するシステム」だ。

そして、私はそれを手に入れた。30分で。

あなたの価値は「知っていること」ではない

知識は、もはや希少資源ではない

残酷な真実を言おう。

あなたが3ヶ月かけて学んだPythonの知識。あなたが5冊の本を読んで身につけたGASのテクニック。あなたが100時間の動画で習得したn8nの使い方。

全部、ChatGPTも知っている。

そして、ChatGPTはあなたより速く、正確で、疲れない。

「じゃあ、私の価値はどこにあるんだ?」

いい質問だ。これが、AI時代を生き抜く人と、淘汰される人を分ける問いだ。

あなたの価値は、3つしかない:

  1. 問題を見つける力

  • 「ここ、自動化できるんじゃね?」という視点
  • AIは問題を見つけられない。人間だけができる

  1. ツールを組み合わせる力

  • GAS + n8n + Notion + Slack = 自動化システム
  • この「組み合わせの視点」は、AIには(まだ)難しい

  1. それを物語として語る力

  • あなたの試行錯誤をメルマガにする
  • 失敗談を資産に変える
  • これは完全に人間の領域

知識は価値じゃない。知識を使って何を生み出すかが価値だ。

新しいツールは「学ぶ」な。「繋げられるか」だけ判断しろ

新しいAIツールが出た。

昔のあなた:「よし、まずチュートリアルを全部見よう」(3時間消費)

今のあなた:「これ、今の自動化システムに繋げられる?」(3分で判断)

  • 繋げられる → すぐに繋ぐ。わからないことはAIに聞く
  • 繋げられない → 無視する

これだけだ。

「でも、基礎を学ばないと応用できないのでは?」

逆だ。

応用しながら、基礎が身につく。

あなたはいつ、日本語の文法を完璧に理解した? 違うだろ。喋っているうちに身についたんだ。

プログラミングも同じ。

コードを書く → エラーが出る → 直す → 動く → この繰り返しで、文法が身体に染み込む。

教科書を読んでも、文法は「知識」のまま。コードを書いたら、文法は「身体」になる。

「学習者」は知識を溜め込む。「実践者」は知識で金を稼ぐ

あなたのNotionは、墓場になっていないか?

開いてみてほしい。あなたのNotionのデータベースを。

「学んだことメモ」「読書ノート」「技術記事クリップ」…

美しく整理されたページたち。タグ付けも完璧。リレーションも設定済み。

で、それで何を生み出した?

あなたのNotionは、「知識の墓場」になっていないか?

知識をインプットして、整理して、満足して、終わり。

それは「学習」ではない。それは「趣味」だ。

趣味が悪いとは言わない。でも、それで人生を変えようとしているなら、戦略を間違えている。

メルマガは「アウトプット」ではなく「錬金術」だ

ここで、私があなたに教える、最も強力な秘密を明かそう。

学んだことを、即座にメルマガでアウトプットしろ。

「え、まだ完璧に理解していないのに?」

完璧に理解していないからこそ、価値がある。

読者が求めているのは、専門家の完璧な解説じゃない。

あなたと同じレベルの人間が、泥にまみれながら前進する姿だ。

「今日、GASでスプレッドシートを自動更新するコードを書いた。3回エラーが出た。でも、ChatGPTに聞いたら5分で直った。マジで便利。コードはこれ↓」

これだけで、読者は価値を感じる。なぜなら:

  1. 共感できる:「自分もエラーで詰まってた」
  2. 再現できる:コードがあるから、今すぐ試せる
  3. 希望が持てる:「ChatGPTに聞けばいいのか」

そして、最も重要なこと。

あなた自身の学習が加速する。

なぜなら、アウトプットすることで、脳が「これは重要な情報だ」と認識するから。

インプットだけでは、記憶は定着しない。アウトプットして初めて、知識が「あなたのもの」になる。

そして、そのアウトプットが、読者に価値を提供し、信頼を築き、最終的にはあなたに収益をもたらす。

これを「錬金術」と呼ばずして、何と呼ぶ?

失敗ログこそ、最高のコンテンツだ

「今週、3つのシステムを作った。2つは失敗した。1つは動いた」

これをメルマガに書け。

「え、失敗を公開するの? 恥ずかしい…」

失敗を隠す方が、よっぽど恥ずかしい。

なぜなら、それは「あなたは実行していない」と言っているのと同じだから。

成功だけを語る人は、信用されない。「どうせ編集してるんでしょ」と思われる。

でも、失敗を含めた「生の記録」を語る人は、信頼される。「この人、本当にやってるんだ」と。

そして、読者が最も知りたいのは、まさにこれだ:

「失敗したとき、どう対処したか?」

あなたの成功談は、読者にとって「遠い世界の話」だ。でも、あなたの失敗談は、読者にとって「明日の自分の話」だ。

だから、失敗ログを書け。

  • どんなエラーが出たか
  • どうやって解決したか(ChatGPTに聞いた、とか)
  • 何を学んだか

これを毎週書くだけで、あなたは「実践者」になる。

そして、読者はあなたの旅に引き込まれる。

図書館を出ろ。戦場で会おう

明日の朝、あなたがやるべき「たった1つ」のこと

長い話をした。

でも、結局のところ、あなたが明日の朝にやるべきことは、たった1つだ。

Udemyを開くな。エディタを開け。

技術書を読むな。ChatGPTを開け。

「学びたいことリスト」を作るな。「作りたいものリスト」を作れ。

そして、そのリストの1つ目を、今すぐAIに命令しろ。

「GASで、スプレッドシートの最終行にデータを追加するコードを書いて」「n8nで、Gmailの新着メールをSlackに通知する方法を教えて」「Pythonで、CSVファイルを読み込んで集計するスクリプトを作って」

3分後、あなたはコードを持っている。10分後、そのコードは動いている。1時間後、あなたは「実践者」になっている。

72時間チャレンジ:学習者から実践者への変態

ここで、あなたに挑戦を叩きつける。

72時間チャレンジ。

ルールは簡単:

  1. 今から72時間、教科書を開くな

  • Udemyもダメ
  • 技術書もダメ
  • チュートリアル動画もダメ

  1. 代わりに、3つのシステムを作れ

  • 何でもいい
  • 完璧じゃなくていい
  • 60点で動けばOK

  1. AIに全部聞け

  • わからないことは全部ChatGPTに聞く
  • エラーが出たら即座にAIに見せる
  • 恥ずかしがるな、AIは人間じゃない

  1. 結果をメルマガで報告しろ

  • 成功も失敗も全部書け
  • コードも全部公開しろ
  • 読者の反応を見ろ

72時間後、あなたは別人になっている。

「学習してから実行する人」から、「実行しながら学ぶ人」へ。

図書館の住人から、戦場の戦士へ。

最後に:あなたはどちらの未来を選ぶ?

2つの未来がある。

未来A:永遠の学習者

  • 3年後も、あなたはまだ「勉強してから」と言っている
  • Udemyの購入履歴は50講座を超えた
  • 本棚には100冊の技術書
  • Notionには1000個のメモ
  • でも、銀行残高は変わらない
  • あなたの名前を知る人は、今と同じだけ

未来B:実践者

  • 3年後、あなたは20個の自動化システムを作っている
  • そのうち5個が、他人の問題も解決している
  • メルマガの読者は1000人を超えた
  • 月10万円の収益が自動で入ってくる
  • あなたの名前で検索すると、あなたの記事が出てくる
  • たまに「あの記事、役に立ちました」というメールが届く

どちらを選ぶ?

選択肢はない。あるのは「決断」だけだ。

明日の朝、あなたは何を開く?

Udemyか、それともエディタか。

図書館は、もう閉館する。

戦場は、今日も開いている。

そこで、会おう。


P.S. この記事を読み終えたら、すぐにやってほしいことがある。

今すぐChatGPTを開いて、こう打ち込め:

「GASで、スプレッドシートの最終行に今日の日付を追加するコードを書いて」

コードが出る。コピーする。Google Apps Scriptのエディタに貼り付ける。実行する。

動く。

おめでとう。あなたはたった今、「実践者」になった。

明日も、同じことをやれ。

そして1週間後、その記録をメルマガに書け。

それだけで、あなたの人生は変わり始める。

図書館から出よう。戦場で、待ってる。“`

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