マッチングアプリに「疲れた」あなたへ。5年で312人と会った40歳女性の、絶望と「生還」の全記録

前回:「成功したのに虚しい」のはなぜ?年収3000万円で“すべてを失った”男の告白

からの続き?のような感じ。マッチングアプリはビジネスではありませんが、高額情報商材やコンサル MエルMにハマる人たちは共通点があります。それは全ての出来事を「デジタル化」してしまうことかもしれません。タワーマンション35階の山根さんが、13階の橋本さんより何故かエライのと同じです。

「稼ぐ系」「自己啓発系」で描かれてきた地獄の構造

場所を「恋愛市場」という誰もが当事者になりうるフィールドで見てみます。

結論として、これらの記事群が描いているのは、「人間の根源的な欲望(金、愛、所属、自己実現)を、デジタル技術で『効率化』『最適化』『ゲーム化』した結果、人間が『商品』『スペック』『囚人』に変貌していく現代の地獄」だと言えます。

マッチングアプリで、1000人と会った – 恋愛市場という名の屠殺場

マッチ総数:1,247人
実際に会った人数:312人
2回目のデートに進んだ人数:89人
交際に発展した人数:12人
結婚に至った人数:0人

総費用(5年間):

  • 月額課金(複数アプリ):360,000円
  • デート費用(食事、カフェ):約1,500,000円
  • 美容・服飾費:約800,000円
  • 合計:2,660,000円

対価として得たもの:空のベッドと、スマホに残る1,247人分の会話履歴


私の名前は、佐藤美咲(仮名)。40歳。

5年前、35歳の誕生日の夜、私はマッチングアプリをダウンロードした。

あれから1,826日。

私は今、このアプリを見つめている。

削除ボタンに、指が震えている。

でも、消せない。

なぜなら、このアプリを消したら、「私はもう諦めた」と認めることになるから。

これは、私が5年間、266万円と、35歳から40歳という貴重な時間を費やした記録だ。

そして、何も得られなかった人間の告白だ。

第1章:希望という名の甘い罠

35歳の誕生日。

私は、一人でケーキを買った。コンビニの、小さなやつ。

ロウソクは立てなかった。一人で火を吹き消すのが、あまりにも惨めだったから。

その夜、友人からLINEが来た。

「美咲、誕生日おめでとう!」

「ありがとう」

「最近どう?彼氏は?」

この質問が、一番つらい。

「いないよー」

「えー、美咲可愛いのにもったいない!マッチングアプリやってみたら?私の友達、それで結婚したよ」

マッチングアプリ。

実は、半年前から気になっていた。でも、ダウンロードする勇気がなかった。

なぜなら、それは「一人であることを認める行為」だったから。

しかし、その夜。35歳という現実。一人のケーキ。友人の結婚報告。

もう、プライドを守っている場合じゃない。

私は、アプリをダウンロードした。

最初のマッチ

プロフィールを作った。

写真は、3ヶ月前に撮った、一番盛れてるやつ。実物より確実に可愛く見える。

自己紹介文:「都内でOLしてます。休日はカフェ巡りや映画鑑賞が好きです。真面目な出会いを探しています」

嘘ではない。でも、本当でもない。

カフェ巡りは年に2回。映画は半年見てない。でも、「Netflix見ながらポテチ食べてます」とは書けない。

登録して、5分。

ピコン!

通知が来た。

「いいね!が届きました」

心臓が跳ねた。

プロフィールを見た。

35歳、IT企業勤務、年収600万円、身長175cm。

写真は…まあまあ。悪くない。

マッチングボタンを押した。

すぐに、メッセージが来た。

「こんにちは!プロフィール拝見しました。素敵な笑顔ですね。よかったらお話しませんか?」

この瞬間、私は希望を感じた。

もしかしたら、ここから何かが始まるかもしれない。

35歳の誕生日の夜の孤独が、報われるかもしれない。

その希望が、5年間の地獄の始まりだった。

第2章:最初の50人 – 期待と失望のサイクル

最初の3ヶ月で、50人に会った。

1人目:田中さん(仮名)

最初のデートは、緊張した。

待ち合わせ場所。渋谷駅。

「こんにちは」

現れた彼は…写真と違った。

写真より、10歳老けて見えた。髪も、写真より薄い。

「写真詐欺だ…」

しかし、私も人のことは言えない。私の写真も、かなり盛ってる。

カフェに入った。会話が、ぎこちない。

「休日は何してるんですか?」
「映画とか…」
「へー、最近何見ました?」
「えっと…」

嘘がバレた。最近、映画見てない。

1時間で、お開き。

「またご飯行きましょう」と彼は言った。

しかし、私は「予定確認して連絡します」と言って、二度と連絡しなかった。

5人目:山田さん(仮名)

5人目で、ようやく「いいな」と思える人に会った。

37歳、商社勤務、年収800万円。

会話も弾んだ。笑いのツボも合った。

2回目のデート。3回目のデート。

そして、告白された。

「美咲さん、付き合ってください」

嬉しかった。ようやく、ここまで来た。

しかし、1ヶ月後。

彼から突然、LINEが来た。

「ごめん。元カノとヨリを戻すことになった」

は?

「え、どういうこと?」

「元カノから連絡が来て…やっぱり彼女のことが忘れられなくて」

私は、繋ぎだった。

元カノとヨリを戻すまでの、寂しさを埋めるための。

10人目、20人目、30人目…

そこから、同じことが繰り返された。

  • いい感じになるが、突然音信不通
  • 告白されるが、実は既婚者だった
  • 3ヶ月付き合うが、「やっぱり違う」と言われる
  • 「結婚前提で」と言われたが、1ヶ月で消える

そして、私は気づき始めた。

これは、恋愛じゃない。マッチングゲームだ。

第3章:100人を超えたとき – 人間が、スペックになった

1年が経った。36歳。

会った人数:100人を超えた。

そして、私は変わった。

スペックシートの誕生

私は、Excelで表を作った。

| No. | 名前 | 年齢 | 身長 | 年収 | 職業 | 顔 | 会話 | 清潔感 | 総合評価 |

|—–|——|——|——|——|——|—–|——|——–|———-|

各項目を、5段階で評価する。

総合評価が15点以下は、2回目のデートなし。

20点以上は、交際検討。

人間を、数値化した。

そして、私はデート中、彼の話を聞きながら、頭の中でこの表を埋めていた。

「年収は…おそらく500万円台。まあまあ」
「会話…うーん、3.5点」
「顔は…4点かな」

彼の目の前で、私は彼を採点していた。

比較という病

そして、もう一つの変化。

「もっといい人がいるかもしれない」という思考が、止まらなくなった。

目の前の彼は、悪くない。でも、「最高」ではない。

アプリを開けば、毎日10人以上から「いいね」が来る。

もしかしたら、その中に、もっと年収が高い人がいるかもしれない。
もしかしたら、もっとイケメンがいるかもしれない。
もしかしたら、もっと会話が面白い人がいるかもしれない。

「目の前の人」より、「まだ見ぬ可能性」の方が、魅力的に見えた。

だから、私は決断できなかった。

誰かと付き合っても、3ヶ月で別れた。

なぜなら、「もっといい人」を探したくなったから。

ある日の気づき

ある日、友人に言われた。

「美咲、なんか変わったね」

「何が?」

「なんていうか…目が、冷たくなった」

「…」

「前は、もっと人の話を聞くとき、目がキラキラしてたのに。今、なんか…査定してる感じ」

査定。

その言葉が、胸に刺さった。

そうだ。私は、査定していた。

人間を、商品として。

第4章:200人を超えたとき – 私も、商品だった

そして、2年が経った。37歳。

会った人数:200人を超えた。

しかし、気づいた。

私も、査定されている。

「37歳」という数字

アプリの設定で、相手の検索条件を見ることができる。

ある日、気づいた。

男性の多くが、「35歳まで」で検索している。

つまり、私(37歳)は、検索にすら引っかからない。

「いいね」の数が、減った。

35歳の時:1日20件
36歳の時:1日12件
37歳の時:1日5件

私の市場価値が、目に見えて下がっていた。

ある男性の言葉

ある日、会った男性(42歳、年収1000万円)が、こう言った。

「正直に言っていい?」

「…何?」

「美咲さん、37歳なんだよね。俺、できれば33歳くらいまでがいいんだよね」

「…」

「悪いけど、子供欲しいから。高齢出産はリスクあるし」

私は、生殖能力で値踏みされた。

その夜、家に帰って泣いた。

しかし、翌日には、アプリを開いていた。

なぜなら、ここから降りる方法が分からなかったから。

写真詐欺のエスカレート

そして、私は写真を更新した。

以前の写真は「3ヶ月前の、一番盛れてるやつ」だった。

しかし、今は違う。

「3年前の写真」を使った。34歳の時の写真。

さらに、アプリで加工した。

美肌。目を大きく。鼻を高く。顎を細く。

実物と、20%くらい違う。

そして、「いいね」が増えた。

しかし、実際に会うと、相手の顔が曇る。

「…写真と、ちょっと違いますね」

「はい、詐欺です」と心の中で答えた。

第5章:300人を超えたとき – もう、誰も覚えていない

3年が経った。38歳。

会った人数:300人を超えた。

そして、恐ろしいことに気づいた。

誰も、覚えていない。

顔が、混ざる

「あれ、この人、前に会ったことあるかも…?」

マッチングした人のプロフィールを見て、既視感がある。

しかし、確信が持てない。

なぜなら、300人の顔が、頭の中で混ざっているから。

田中さんだったか?山田さんだったか?
あの話をしたのは、誰だったか?

人間が、データベースになった。

そして、もっと恐ろしいのが。

私も、彼らにとってデータベースの一つだ。

「前に会いましたよね?」

ある日、デートの待ち合わせ場所で。

現れた男性が、不思議な顔をした。

「あれ…美咲さんって、1年前にも会いませんでした?」

心臓が止まった。

「…え?」

「いや、確か渋谷のカフェで…」

覚えてない。全く覚えてない。

「…そうでしたっけ?ごめんなさい、覚えてなくて…」

その男性は、苦笑いした。

「やっぱり、覚えてませんよね。俺もそのレベルだったってことですね」

その日のデートは、地獄だった。

会話のテンプレート化

そして、気づいた。

私の会話が、テンプレート化していた。

「お仕事、何されてるんですか?」
「へー、大変ですね」
「休日は何されてるんですか?」
「いいですね!」

すべてが、コピペだ。

心がこもっていない。

ただ、会話の流れを作っているだけ。

私は、AI になった。

第6章:底 – 39歳の誕生日、誰もいない部屋

4年が経った。39歳。

誕生日という審判の日

39歳の誕生日。

また、一人でケーキを買った。

しかし、今回は食べなかった。

見つめているだけで、涙が出た。

4年間、何をしていたんだろう。

266万円。
1,247人とのマッチ。
312人との実際の出会い。

何も、残らなかった。

友人は、減った。

なぜなら、友人との時間より、マッチングアプリの時間を優先したから。

「今度、みんなで集まろうよ」
「ごめん、その日、デート入ってて…」

これを繰り返すうち、誘われなくなった。

妹の結婚式

そして、決定的な日が来た。

妹(32歳)の結婚式。

私は、一人で参列した。

親戚が、聞いてくる。

「美咲ちゃん、彼氏は?」
「まだなんだー」
「え、もう39歳?早くしないと…」

耐えられなかった。

トイレに逃げ込んで、泣いた。

そして、スマホを開いた。

アプリを開いた。

マッチングを、探した。

結婚式の最中も、私はスマホでマッチングアプリを見ていた。

妹の幸せな顔を見るより、スマホの中の「可能性」を探すことの方が、楽だった。

母の言葉

その夜、実家に泊まった。

母が、言った。

「美咲、無理しないで」

「…何が?」

「もう、そんなに頑張らなくてもいいのよ」

「何言ってるの」

「あなた、目が死んでる」

またこの言葉だ。

「もう、誰かを見つけることに必死になるのやめて。一人でも、幸せになれるから」

「…」

「お母さんはね、あなたに結婚してほしいんじゃないの。ただ、笑ってほしいの。昔みたいに」

その言葉が、何かを壊した。

第7章:転機 – 最後の出会い

そして、40歳になった。

会った人数:312人。

私は、もう疲れていた。

1,247人目のマッチ

ある日、通知が来た。

「いいね!が届きました」

もう、嬉しくもない。ただの作業だ。

プロフィールを見た。

45歳、フリーランス、年収…記載なし。身長…記載なし。

スペックが、ほとんど書いてない。

普段なら、スルーする相手だ。

しかし、自己紹介文が、変わっていた。

「マッチングアプリ、5年やりました。300人以上会いました。誰とも続きませんでした。もう疲れました。でも、なんとなく消せなくて、まだここにいます。同じような人、いますか?話しませんか?」

心臓が、久しぶりに動いた。

私は、マッチングボタンを押した。

最後のデート

カフェで、会った。

彼(佐々木さん・仮名)は、写真通りだった。特にイケメンではない。特にブサイクでもない。普通の、45歳の男性。

「こんにちは」

「こんにちは」

最初の30分は、普通の会話だった。

しかし、1時間を過ぎたあたりで、彼が言った。

「ぶっちゃけていい?」

「何?」

「美咲さん、何人くらい会いました?このアプリで」

「…312人」

「マジですか。俺、280人です」

私たちは、笑った。

初めて、本当に笑った気がした。

「もう、人間が商品に見えますよね」

「分かります」

「スペックで判断してる自分が、気持ち悪いですよね」

「分かります」

この人は、分かっている。

同じ地獄を、見てきた人だ。

告白、ではなく

2回目のデート。3回目のデート。

しかし、恋愛感情は、湧かなかった。

お互いに。

4回目のデートで、彼が言った。

「美咲さん、正直に言っていいですか」

「…何?」

(また、振られるんだ)

「俺、美咲さんに恋愛感情、ないです」

「…私も、ないです」

私たちは、また笑った。

「でも、一緒にいて、楽ですね」

「そうですね」

「マッチングアプリ、一緒にやめませんか?」

「…どういうこと?」

「このアプリ、もう消しましょう。お互い、もう十分頑張ったでしょ」

私は、迷った。

このアプリを消すことは、「諦める」ことだ。

しかし、佐々木さんが言った。

「諦めるんじゃなくて、降りるんですよ。もう、このレースから」

第8章:エンディング – プラマイゼロの着地

その日、私は家に帰った。

スマホを開いた。

アプリを、見つめた。

削除ボタン。

5年間の清算

指が、震えた。

このアプリを消したら、何が残る?

266万円は、戻らない。
1,247人とのマッチは、消える。
5年間の時間は、戻らない。

友人は、減った。
肌は、老けた。
心は、疲れた。

何も得られなかった。

しかし、佐々木さんの言葉を思い出した。

「プラマイゼロでいいじゃないですか。大損したけど、命は残った」

私は、削除ボタンを押した。

削除した後

アプリが消えた。

ホーム画面に、空白ができた。

何も、ない。

しかし、恐怖は、なかった。

不思議なことに、安堵があった。

もう、スワイプしなくていい。
もう、「いいね」の数を気にしなくていい。
もう、週末にデートの予定を入れなくていい。
もう、人間をスペックで見なくていい。

呪いが、解けた。

1ヶ月後

佐々木さんとは、月に1回、会っている。

恋人ではない。友人でもない。

「元戦友」というのが、一番近い。

私たちは、カフェで会って、くだらない話をする。

恋愛の話は、しない。

マッチングアプリの話は、時々する。「あの頃、ひどかったよね」と笑いながら。

先日、彼が言った。

「美咲さん、顔、柔らかくなりましたね」

「え?」

「最初に会ったとき、なんか、怖かったんですよ。目が」

「…」

「でも今、普通に人間の目してます」

私は、人間に戻ったらしい。

40歳。独身。彼氏なし。結婚の予定なし。

266万円は、戻らない。
5年間は、戻らない。

しかし、手に入れたものもある。

「もう、無理しなくていい」という諦めと、「これでいいかも」という受容。

恋愛市場から、降りた。

もう、誰も私を査定しない。

そして、私も誰も査定しない。

これは、勝利ではない。

しかし、敗北でもない。

ただ、生き残った。

エピローグ – ある日の発見

最近、趣味ができた。

陶芸だ。

きっかけは、たまたま通りかかった陶芸教室の看板。

「初心者歓迎」

なんとなく、入った。

ろくろを回して、土をこねる。

失敗する。何度も失敗する。

しかし、誰も私を査定しない。

先生は、「いいですね」としか言わない。

スペックも、年収も、身長も、関係ない。

ただ、目の前の土と向き合う。

この時間が、心地よい。

ある日の会話

陶芸教室で、隣の女性(50代)が話しかけてきた。

「素敵なお皿ですね」

「ありがとうございます」

「お一人で来られてるんですか?」

「はい」

「私もです。夫、去年亡くなって。それから、ずっと一人で」

「…」

「でもね、一人も悪くないですよ。最初は寂しかったけど、今は、これはこれで」

その言葉が、不思議と染みた。

「一人も悪くない」

それは、負け惜しみかもしれない。

でも、嘘でもない。

プラマイゼロの意味

あの5年間、私は何を失って、何を得たのか。

失ったもの:

  • 266万円
  • 5年間という時間
  • いくつかの友人関係
  • 若さ(35歳から40歳)
  • 純粋に人を見る目

得たもの:

  • 人間は商品じゃないという当たり前の再発見
  • もう無理しなくていいという許可
  • 佐々木さんという、元戦友
  • 陶芸という趣味
  • 一人でいることへの、微かな受容

計算すると、マイナスの方が大きい。

しかし、ゼロではない程度には、何かが残った。

それが、プラマイゼロ。

最後に – まだ沼にいる誰かへ

もし、あなたが今、マッチングアプリで疲弊しているなら。

もし、あなたが「もっといい人が」と思って、誰も選べないなら。

もし、あなたが人間をスペックで見ている自分に気づいているなら。

降りてもいい。

それは、負けではない。

ただ、別のゲームを探すだけだ。

恋愛市場は、一つの市場に過ぎない。

他にも、生きる場所はある。


私は、今日も陶芸教室に行く。

土をこねる。

誰も私を査定しない。

私も誰も査定しない。

ろくろが回る。

この時間が、私の人生になった。

恋愛は、手に入らなかった。

でも、静けさは、手に入った。

それが、40歳の私の、プラマイゼロだ。


P.S. – 佐々木さんからのメール

先日、佐々木さんからメールが来た。

「美咲さん、実は報告があります。再来月、結婚します」

心臓が、一瞬止まった。

「相手は、陶芸教室で知り合った人です。マッチングアプリとは無関係の、普通の出会いでした」

複雑だった。

嬉しくもあり、寂しくもあり。

しかし、返信した。

「おめでとうございます。幸せに」

彼は、ゴールに辿り着いた。

私は、まだ辿り着いていない。

でも、それでもいい。

なぜなら、私はもう、ゴールを探していないから。

ただ、ろくろを回している。

それだけで、今は十分だ。

いつか、何かが始まるかもしれない。

いつまでも、何も始まらないかもしれない。

どちらでもいい。

私は、生き残った。

それが、私のプラマイゼロだ。

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