「今日こそ書こう…でも、なんか気が乗らない」
あなたもそんな風に、パソコンの前で固まった経験があるんじゃないだろうか。
- 1日だけ休むつもりが、気づけば1週間
- 記事を書き始めたのに、YouTubeを開いて2時間
- 「明日からやろう」がいつまでも明日のまま
この「あるある」、私も死ぬほど経験してきた。
放置されたWordPress、未完のブログ、消えていったドメイン。今でも覚えている。あの罪悪感と虚しさを。
でも、ある時気づいたん。
継続できないのは、あなたの意志が弱いからじゃない。システムが間違っているんだ。
最大の敵は「再開」だ – サボった後の地獄
継続の難しさについて、多くの人が誤解している。
難しいのは「毎日続けること」じゃない。「一度サボった後に再開すること」だ。
想像してほしい。
あなたは30日連続で記事を書いていた。でも、31日目、子どもが熱を出した。病院、看病、寝不足。記事は書けなかった。
32日目。子どもは回復した。さあ、また書こう…
でも、書けない。
なぜか?
「30日続いた完璧な記録」が途切れたから。
「もういいや、どうせ途切れちゃったし」という諦めが、心に忍び込む。ダイエット継続・スクワット継続・お菓子食べない継続・禁煙継続・ラーメン禁止継続。みんな同じ。
これが、再開の壁だ。
だから、継続のシステムは「完璧を目指さない」設計にする必要がある。
【戦略1】
3日間だけ生きろ – ゴールを極限まで近づける技術
「3ヶ月続ける」という目標は、遠すぎる。
90日。3ヶ月。12週間。
数字が大きすぎて、リアリティがない。だから、「1日くらいサボってもいいか」という甘えが生まれる。
でも、「3日間だけ続ける」なら?
3日間の中の1日は、めちゃくちゃ重い。3分の1だ。
90日間の中の1日(1/90)と、3日間の中の1日(1/3)。
重みが全く違う。
だから、最初の目標は「3日間」。
3日達成したら、次は「1週間」。
1週間達成したら、次は「21日間」。
21日間が最大の山場だ。
なぜなら、心理学的に「21日間続けた習慣は定着する」と言われているから。(実際には個人差があるが、目安としては有効)
そして、21日を超えると、不思議なことが起こる。
「21日も続けたのに、ここでやめるのはもったいない」という感情が湧く。
これが、継続の転換点だ。
AI時代の補助輪: 連続記録の可視化
ここで、AIとツールを活用する。
Notion + Streaks(習慣トラッカーアプリ)の組み合わせ:
- Notionに「記事投稿カレンダー」を作る
- 記事を書いた日に✅マークをつける
- Streaksアプリで「ブログ執筆」の習慣を登録
- 毎日、達成するとカレンダーに🔥マークが付く
視覚的に「連続日数」が見えると、人間は頑張る。
ゲーミフィケーション。RPGでレベルが上がる感覚。これが継続を助ける。
さらに、AIに応援させる:
毎朝、ChatGPTに:
「今日で連続〇〇日目です。今日のブログネタのアイデアを3つください。そして、応援メッセージもお願いします」
AIが「素晴らしい! 〇〇日連続、継続できていますね。今日も無理なく、楽しんで書きましょう」と返してくれる。
バカバカしい? でも、効果がある。
人間は承認されると、続けたくなる生き物だ。
【戦略2】
5分ルール – 「腰を上げる」が9割のエネルギー
「今日はやる気が出ない…」
そんな日、ありますよね?
でも、ここで重要な事実がある。
「やろう」と腰を上げるまでのエネルギーが、全体の9割を占める。
実際に始めてしまえば、案外スムーズに進む。
だから、使える心理トリックが「5分ルール」だ。
「5分だけやる」と自分に約束する。
- スマホの音声入力ボタンを押す: 1秒
- 「今日の気づき」を1つ喋る: 2分
- それをAIに渡して「記事の導入部分だけ書いて」: 2分
合計5分。
でも、ほとんどの場合、こうなる:
「あれ? もうちょっと書けそうだな…」
そして気づけば30分経っていて、記事が完成している。
これが、5分ルールのマジックだ。
人間の脳は「始めたことを中途半端にしたくない」という性質がある。心理学で「ツァイガルニク効果」と呼ばれる。
未完了のタスクは、完了したタスクより記憶に残りやすい。だから、一度始めてしまえば、「完了させたい」という欲求が湧く。
だから、とにかく「始める」ハードルを極限まで下げる。
AI時代の5分ルール実践法
従来:
- パソコンを開く
- WordPressにログイン
- 新規投稿をクリック
- 「何書こう…」と悩む → ここまでで10分。疲れる。
AI時代:
- スマホを取り出す(1秒)
- 音声入力で今日の気づきを喋る(2分)
- AIに「このメモから記事の導入を書いて」(2分) → 5分で「始まった感」がある。もう止められない。
始めるハードルが10分から5分になるだけで、継続率は2倍になる。
【戦略3】
スロージョギング理論 – 長時間は敵だ
ランニングを始めたことがある人なら分かるはずだ。
初日に10km走ったら、2日目は走れない。
筋肉痛、疲労、モチベーション低下。すべてが「もうやめよう」と囁く。
ブログも全く同じだ。
初日に5時間書いたら、翌日は書けない。
脳が疲れる。「文章を書く体力」というものは、確実に存在する。
だから、最初は短時間でいい。むしろ、短時間じゃなきゃダメだ。
- 初心者: 1日30分
- 慣れてきたら: 1日1時間
- 完全に習慣化: 1日2時間
これ以上やるな。
アフィリエイトはマラソンだ。スプリントじゃない。
自分が走り続けられるペースを守る。それが、唯一のゴールへの道だ。
AI時代の「短時間で最大効率」戦略
従来:
- リサーチ: 30分
- 構成: 30分
- 執筆: 1時間
- 画像選定: 30分 → 合計2時間30分
AI時代:
- スマホで音声メモ: 5分
- AIに台本作成依頼: 5分
- 台本確認と調整: 10分
- AIに執筆依頼: 5分
- 最終チェック: 5分 → 合計30分
同じクオリティを、1/5の時間で。
これなら、毎日続けられる。
そして、重要なのは「終わった後にまだ余力がある」こと。
「もうちょっと書けたかも」くらいで終わるのが理想だ。
そうすると、明日も書きたくなる。満腹になるまで食べると、次の食事が億劫になる。腹八分目が、継続の秘訣だ。
【戦略4】
楽しさ至上主義 – 義務は継続を殺す
ここで、根本的に重要なことを伝えたい。
義務感で書いた記事は、読まれない。
「SEOのために書かなきゃ」 「月3万円稼ぐために書かなきゃ」
この「〜ねばならない」が、記事を腐らせる。
読者は敏感だ。書き手が楽しんでいないことは、文章から滲み出る。
だから、楽しいことしか書くな。
楽しい = 興味がある、感動した、誰かに伝えたい
この感情がある話題だけを選ぶ。
「でも、SEOキーワード的には、この話題は…」
SEOなんて後回しだ。
最初は、自分が書きたいことを書く。その中で、たまたまSEOに引っかかるものがあれば、それを育てればいい。
楽しさを加速させる仕組み
仕組み1: 累計記事数の可視化
Notionに「レベル」を表示させる:
- 10記事: Lv.1 ブログ見習い
- 30記事: Lv.2 ブログ初心者
- 50記事: Lv.3 ブログ継続者
- 100記事: Lv.4 ブログマスター
- 200記事: Lv.5 ブログ仙人
RPGのレベルアップのように、数値化する。
人間はゲーム要素に弱い。レベルが上がると、もっと上げたくなる。
仕組み2: アクセス数貯金
毎月のPV数を「貯金」として記録:
- 1月: 300PV → 貯金総額: 300PV
- 2月: 500PV → 貯金総額: 800PV
- 3月: 800PV → 貯金総額: 1,600PV
累計が増えていくのを見ると、楽しくなる。
そして、AIに毎月レポートを作らせる:
「今月のPVは〇〇でした。先月比△△%増です。この調子でいくと、半年後には〇〇PVになる見込みです。素晴らしい成長ですね!」
自分で計算するのは面倒。AIに褒めさせる。
バカバカしい? でも、楽しい。楽しければ、続く。
【戦略5】
根拠のない自信 – 「できる」が先、実績は後
ここが、最も重要だ。
多くの人が勘違いしている:
❌ うまくいった → 自信がついた → 続けられる
これは嘘だ。
正しいのは:
⭕️ 最初から自信がある → うまくいく → 続けられる
「自信」が先、「実績」は後。
「でも、実績もないのに自信なんて持てないよ…」
だから、「根拠のない自信」を持つんだ。
毎朝、鏡を見て言う(本当に声に出す):
「私は、文章を書くのが得意だ」 「ブログで稼ぐのは、簡単すぎる」 「この作業、私に向いている」
根拠? ない。でも、それでいい。
自己暗示の科学
心理学で「自己効力感」という概念がある。
「自分はできる」と信じている人は、実際にできるようになる確率が高い。
逆に、「自分にはできない」と思っている人は、どんなに才能があっても失敗する。
これは、プラシーボ効果に似ている。
「この薬は効く」と信じて飲めば、ただの砂糖でも効果が出る。
「私はできる」と信じて書けば、実際にできるようになる。
AI時代の自信ブースト術
毎朝、AIに言わせる:
プロンプト:
「私は今日もブログを書きます。私を褒めて、励まして、今日も書けると確信させてください」
AIの返答: 「素晴らしいですね! あなたはすでに〇〇記事も書いてきました。その継続力は本物です。今日もあなたの経験と視点は、誰かの役に立ちます。楽しんで書きましょう!」
これを毎朝読む。
バカバカしい?
でも、人間の脳は「誰に言われたか」より「何を言われたか」を記憶する。AIに褒められても、脳は喜ぶ。
そして、その「褒められた記憶」が、自信になる。
自信があれば、書ける。書けば、実績が出る。実績が出れば、さらに自信がつく。
これが、正のスパイラルだ。
継続を自動化する – AI時代の最終兵器
さて、ここまで5つの戦略を伝えてきた。
でも、最後にもう1つ。最強の継続術を教えよう。
それは、「継続そのものを自動化する」こと。
自動化の3ステップ
ステップ1: メモの自動収集
スマホの音声メモを、毎晩自動でNotionに集約。
Zapier or Make.comで設定(AIに聞けば、設定方法を教えてくれる):
- トリガー: Googleキープに新規メモ
- アクション: Notionの「ネタ帳」データベースに追加
ステップ2: 台本の自動生成
毎朝7時、前日のメモをもとにAIが台本を自動生成。
Make.comで設定:
- トリガー: 毎朝7時
- アクション: 昨日のNotionメモを取得 → Claude APIに送信 → 台本生成 → Notionに保存
朝起きたら、台本が待っている。
ステップ3: リマインダーの自動化
書き忘れを防ぐため、毎日21時にリマインダー。
Streaksアプリ + Slack通知:
- 21時に「今日、まだ書いてませんよ?」と通知
- 書いたら「素晴らしい! 連続〇〇日達成!」と褒める
これで、継続が半自動化される。
あなたがやるのは:
- 日中、気づいたことを音声メモ(5分)
- 朝、台本を確認(5分)
- 台本をもとに記事を仕上げる(20分)
合計30分。
そして、継続のプレッシャーは、システムが肩代わりしてくれる。
継続の先にあるもの – 1日サボれない体になる
最後に、継続の終着点を伝えよう。
21日を超え、50日を超え、100日を超えると、不思議なことが起こる。
書かない日が、気持ち悪くなる。
歯を磨かずに寝るような違和感。
「今日、記事書いてない…あれ? なんか落ち着かない」
この感覚が来たら、あなたの勝ちだ。
もう、継続を意識する必要はない。
呼吸のように、自然に書いている。
そして、その頃には:
- 100記事を超えている
- 月3万円を達成している
- 次は月10万円が見えている
これが、継続の果実だ。
あなたが明日からできること
理論は分かった。では、何から始めるか?
ステップ1: 3日間だけの目標を立てる(1分)
「3ヶ月続ける」じゃなくて、「3日間続ける」。
ステップ2: 5分タイマーをセットする(1分)
スマホのタイマーで5分。「5分だけやる」と自分に約束。
ステップ3: 音声メモを1つ録る(2分)
今日の気づき、感動、発見。何でもいい。1つ喋る。
ステップ4: そのメモをAIに渡す(2分)
「このメモから記事の導入を書いて」
ステップ5: AIの出力を読む(5分)
「おお、いい感じ」と思ったら、もう5分追加。
気づけば、30分経って記事が完成している。
ステップ6: Notionに✅マークをつける(30秒)
「今日も書いた!」という達成感を味わう。
ステップ7: AIに褒めさせる(1分)
「今日も書けました!」とChatGPTに報告。AIが褒めてくれる。
合計: 約12分で、最初のサイクル完了。
これを3日続ける。
3日できたら、「次は1週間」と目標を更新。
それだけで、あなたは100人中5人に入る。
短時間、楽しんで、自信を持って
最後に、継続の本質を3つの言葉でまとめよう。
短時間: 1日30分でいい。長時間は敵だ。 楽しんで: 義務感は記事を殺す。楽しさだけを追え。 自信を持って: 根拠はいらない。「できる」と信じろ。
この3つを守れば、継続は努力じゃなくなる。
呼吸になる。
そして、気づいたら、あなたは「1日たりともサボれない体」になっている。
それが、継続の最終形態だ。
さあ、5分タイマーをセットして、最初の一歩を踏み出そう。
3ヶ月後のあなたは、今のあなたに感謝するはずだ。
コメント