- 2016年の今から始めるならごちゃまぜよりも特化型ブログ?
- ごちゃまぜブログはSEOには不利だと聞いたのですが…
- 特化型で始めてしまうと記事のネタが続くか不安です
今回は「ブログを収益化するときのスタイル」についてです。
自分の興味があることや好きなジャンルは何でも記事にしていっていいのか?
稼げそうなキーワードを片っ端からつめこんだブログを作ればいいのか?
サイト訪問者の属性を重視して記事の内容も合わせて書くべきなのか?
私が考えている特化ブログとごちゃまぜブログのメリット・デメリット
そして、
このブログスタイルの名称に対するキーワードに対する見解を書いておきます。
「1つのジャンルの特化型ブログ」と、「いろいろなごちゃ混ぜブログ」のそれぞれのメリットデメリット
特化型ブログ
特化型ブログのメリット
・テーマを深く掘り下げられる
・サイト単位で見るとRPMが高くなりやすい
・CTAを作ってアフィリする商品を決めるのが簡単。そして売上のテストもやりやすい(ようするにキャンペーン的な商品をサイト全体でアフィリしやすい)
テーマを深く掘り下げられる
情熱さえあれば扱ったキーワードから
他のキーワードを考えることが結構簡単です。
要するに関連したテーマを次々に作成していけます。
しかしこれは一長一短あり、全く興味が無いジャンルで
しかもすべてを外注しているのであればかなり難しいです。
記事のキーワードやタイトルを考えるだけで
結構な労力がかかるので
何の作業もしてないのに
「あれ、今何してるんだろ?」状態に陥ることもあります。
しかし、自分の詳しいジャンルや興味があるジャンルなら
情熱があればどんどん扱うべき内容が見えてきます。
サイト単位で見るとRPMが高くなりやすい
また、このジャンルは「広告が多いジャンル」
を扱えばサイトのRPMはかなり高くなります。
(RPM=Google AdSenseの1000アクセスあたりいくら稼げるのか?という一種の目安)
あくまで、「広告が多いジャンル」限定です。
まったく、配信する広告がないジャンルだと
目も当てられない結果になります。
ただ、バシッとマッチする広告が多いと
1000アクセス当たり700円以上になることも珍しくありません。
ごちゃまぜブログではおそらく味わえません。
(あくまで、数値だけの話です。収益とは無関係です。)
CTAを作ってアフィリする商品を決めるのが簡単
そして、アドセンス以外の物販アフィリでも
収益が上がる広告のテストがやりやすいです。
例:「30代・産後ダイエットブログ」の場合
・ダイエットサプリを1週間掲載してテスト
・ダイエット商材を1週間掲載してテスト
でサイトに訪れるユーザーに売りやすいものは何か?
みたいな測定が結構簡単にできます。
これは特化型ブログにしかできないメリットです。
例えば「産後ダイエットブログ」でデータを取ると
結構納得の行くデータが取れますが
ごちゃまぜブログの場合はこれができません。
「母の日 プレゼント 5000円」
「舛添都知事 不祥事」
「産後のダイエット グッズ」
のように属性が全く違う場合は
全ページに同じ広告を掲載して
1週間テストしてみるということができないのです。
アドセンスなら問題ないのですが
ASPアフィリの場合はこれができません。
テストと言う考え方ではなく
1記事におすすめの広告を掲載して様子を見る必要があります。
1記事に対するアクセスが多くない場合は
ちょっとめんどくさいかもしれません。
特化型ブログのデメリット
・キーワード・テーマ・切り口を考えるのが大変
・扱うジャンルによっては広告がない場合も
キーワード・テーマ・切り口を考えるのが大変
特化型=あるジャンルに特化したブログなので
探究心がない場合は
「最初は良くても途中でめんどくさくなる」
事が多いです。
実際、スタートしても
10記事20記事くらいまではスラスラ書けても
100記事くらいを超えるあたりから
- 今日は何を扱うべきか?
- 昨日書いた記事、3ヶ月前にも書いた
- なんか、記事の中で毎回同じ事言ってるような…
みたいな特有の葛藤が起こりはじめます。
これはリサーチ不足が原因なのがほとんどですが
リサーチしたところで売上には直結しないため
多くの人がこの時点で面倒になってしまいます。
この辺りが「特化ブログの落とし穴」です。
自分の全く体験したことがないテーマで書くのは
記事を書く前に多大な労力を要します。
扱うジャンルによっては広告がない場合も
次に広告についてです。
アクセスさえあればアドセンスは稼げる
というのは正解ですが
この考え方のみで特化型のブログをスタートするのは危険。
テーマによってはASPはおろかアドセンスすら全く広告が配信されない場合があります。
(厳密にはアドセンスはどんな記事にも広告が掲載されますがクリック単価も低く、あまりジャンルに関係のない広告がただ載っているだけのことが多い)
なので、特化型ブログの場合は
特に注意するのは参入するジャンルです。
極端な例だと
- 借金に特化したブログ
- 海外旅行に特化したブログ
- 美容に特化したブログ
- 高齢出産に特化したブログ
- 子どもの発達障害に特化したブログ
などはいいのですが
- 鳥取砂丘に特化したブログ
- 刑務所に特化したブログ
みたいに
「そこに何の広告を配信するの?」
みたいなテーマは向いてません。
(あくまで極端すぎる例ですが)
ごちゃまぜブログ
ごちゃまぜブログのメリット
・扱えるキーワードが豊富なのでネタが尽きることはまずない
ごちゃまぜブログのメリットはこれに尽きると思います。
なんでも扱っていいので
ネタが尽きることはないです。
ちょっとした生活のことから
今日の一大ニュースまで
「これはこのブログで扱うべきテーマではない」
みたいなことを考える必要が無いので
なんでも配信することが可能です。
(逆に、配信したいテーマが多すぎる。というのが問題になるかもしれないですが)
ごちゃまぜブログのデメリット
・サイト全体でアフィリする商品を決めにくい
・トレンドブログほどではないがRPMはあまり高くならない(収益額は別)
・外注する場合は的確な指示を出さないと記事の質が下がる
サイト全体でアフィリする商品を決めにくい
テーマが豊富でありすぎるため落とし所を決めにくいです。
自分の興味があることをきままに投稿していても
収益化はかなり難しいです。
なので、
- 商品を売るための記事
- アクセスを集めるのが目的の記事
を明確に分けていく必要があります。
しかし、商品を売るための記事は事前に長い時間をかけてリサーチが必要。
それが面倒なため、気がつけば
自分の書きたい記事ばかり書いてしまっている
という結果になりかねないですので
ここは注意が必要です。
トレンドブログほどではないがRPMはあまり高くならない
この業界は、ごちゃまぜ=アドセンス
というような認識がありますが
「これがまったくの誤りです」
ごちゃまぜでアドセンスを収益化するのはむしろ大変です。
そもそも
「アクセスを集めるためだけの記事」ではアドセンスですら配信する広告がないため
RPM(1000アクセスの収益)はかなり低くなります。
でも、「ごちゃまぜ=アドセンス狙い」
の人が感覚的にほとんどだと思います。
ごちゃまぜブログだからこそ
なんでも物販と結びつけて欲しいです。
おそらくですが
アドセンス狙いのトレンド系ごちゃまぜ
よりも
- 抱っこ紐紹介ページ
- iPhoneカバー紹介ページ
- スマホゲーム紹介ページ
- ウォーターサーバーのレビューページ
- 今日読んだ本の書評ページ
- オムツかぶれの対策ノウハウ
- 旦那の浮気防止のためのページ
みたいなかんじの
「ごちゃまぜ」
のほうが遥かに収益率は高まるはずです。
(適当な記事を書けばいいと言っているわけではないですよ)
なので、
トレンド含むごちゃまぜのブログは
実はアドセンスには不向きだったりします。
(このへんは下克上という商材の影響が強いと思います)
もし、私が
週刊ポスト(名前は知りませんが芸能ゴシップネタの週刊誌)
のような芸能人の噂話ばかり扱うブログを作る場合は
「アドセンスより情報商材の無料オプトイン(毎日5分で50万稼げるみたいなアレ系)」
を主に広告として扱うと思います。
(個人的にすきじゃないのでやりませんがトレンドごちゃ混ぜの例え話として)
外注する場合は的確な指示を出さないと記事の質が下がる
で、このような何でもありなブログは
「記事を外注するとどうしても安っぽくなる傾向にある」
というのも最後に付け加えておこうと思います。
当たり前ですが外注さんも1人の人間です。
あまりにもテーマが広いと
「広く浅く」状態になってしまうのは否定できません。
まだ、この状態ならいいのですが
↓
「なんでもいいから適当に」
という状態になってしまうと
そのサイトは確実に死亡します。
なので、ごちゃまぜブログの場合は外注さんと
- その時々にしっかりと打ち合わせをする
- 複数の人と契約してさまざまなテーマを扱えるようにする
などの対策が必要になってきます。
ということでどちらもメリットとデメリットがある
こんな感じです。こうしてみると一長一短ですね。
どちらもメリットがありどちらもデメリットが有ります。
私の結論として運営するなら
「どちらでもいい」です。
というか、
むしろそんなことを考えないほうがよいかなと。
稼げる人はどちらを運営しても稼げ
稼げない人はどちらを運営しても稼げないと思います。
で、非常に長くなりましたが
ここからが私のホンネだったりします。
「特化型」や「ごちゃまぜ」
「トレンドブログ」「資産型ブログ」
という単語はしょせん
「仕掛ける側が考えた便利なワードでしかない」
ということです。
特化型・ごちゃまぜというキーワードに対する違和感
「今からブログを始めるなら 特化型ブログとごちゃ混ぜブログのどちらが稼げますか?」
この質問をいただくたびに非常に違和感を感じます。
回数的には
- 記事を書くのに時間がかかる。
- どんな記事を書いていいかわからない。
あたりと同じくらい多い質問です。
もちろん、質問してくる方が言いたいことは分かります。
ただ、
世の中のブログが全部この2種類に分類されるのでしょうか?
ということです。
なぜ、ブログをやったことない人がそんな単語を知ってるの?
1番の違和感がここ。
私がブログを書き始めた時はそんなこと意識したこともなかったし、
今もこのようなことを考えることはないです。
でも、今はトレンド・資産型・ごちゃまぜ・特化型・専門型
なにやらわけの分からない単語がたくさんあります。
特化型とごちゃまぜの線引が非常に難しいし
それ以外の種類のブログも確実に存在しています。
2つの種類についてもちょっと思いつく限り
書いていきたいと思います。
上に行くほど特化したもの
下に行くほどテーマがぐちゃぐちゃなもの
こんな感じですかね。
■特化↓
・脱ステロイド
・アトピーサイト
・ニキビ改善・毛穴対策
・スキンケア全般を扱ったブログ
・女性の美容(スキンケア・メイクアップ・ダイエット)
・女性のファッション・美容
・女性の悩み全般
・30代女性の関心事全般
・すべての悩みのみを扱ったブログ
・スマホでアクセスしてくる男性・女性・全般
・芸能ニュースや時事ニュースのみを扱ったブログ
・テーマを全く限定せずに、その時々の流行を追いかけているブログ
・とにかく何でもあり。漫画もあればスキンケアもダイエットもあり、スマホアプリの紹介もあれば最新ファッション情報もあり子育てネタもあれば芸能ニュースもあり,母の日やバレンタインデー、そして節分の日などのイベント的なトレンドも扱っている
■ごちゃまぜ↑
こんな感じで上に行くほど分類上は特化型になります。
が、「特化」「ごちゃまぜ」とか関係なく
どのあたりを狙ってブログを開設するのか?
が重要になるはずです。
ターゲットを考えると
「特化型」「ごちゃまぜ」
この2種類のワードでは到底分類できません。
ここではテーマに特化したという意味で
アトピーやステロイドというテーマを取り上げてみました。
これは一例ですが、
じゃぁここまで特化したブログを作って
adsenseのみで稼げるか?
と言うと絶対にそうではないです。
ここまで絞った場合だと
物販アフィリエイトをやった方がはるかに効率はいいです。
重要なのはブログの種類は
「特化」「ごちゃまぜ」の2種類ではない
ということです。
プレナーが自分の商品を売るために作り上げた単語
なので、
無数にあるブログの種類(稼ぎ方の種類)を
この2種類に分類してしまうのは非常に違和感を感じます。
特化・ごちゃまぜというのは情報商材プレナーが
自身の商品を売りたいために作り上げた
いわば造語です。
資産型ブログとトレンドブログ
も同じです。
最初に「ごちゃ混ぜブログ」という単語があって、
もうそろそろブームが終わるから
今度は「特化型ブログ」で稼ぐ商材を出す。
最初にトレンドブログという単語があって
次に資産型ブログという単語を作って商材を売り出す。
この図式にまんまとはまっているような気がします。
そして、
「これからのブームはなに?」
みたいな考え方は稼ぐための本質的ではないです。
「あそこで宝が発掘されたぞ!」
と言われて何も考えずにそこに向かう人と同じです。
今の情報商材業界はそれが顕著です。
「ありもしない宝の地図をさもあるように見せかけて付加価値をつけて高額な情報提供料を取る」
ネットビジネスを難しくしているのは誰?
トレンドブログだろうが資産型ブログだろうが
資産型ブログだろうがごちゃ混ぜblogだろうが
稼げる人は稼げるし稼げない人は稼げないというのは本当のところです。
もちろん、個人によって書きやすい書きにくいというのがあります。
なので、自分が自信のある所で勝負するのが1番足漕ぎやり方かなと思います。
これから2017年2018年になったとしても
このようなネットビジネス特有の
わけのわからない単語は次から次と出てきます。
そして、 「今からはこれだ」みたいな考え方では
稼ぐのがどんどん難しくなっていくと思います。
言ってみれば
「船長なのに行き先のわからない船に乗ってただ大海原をさまよっている状態」です。
現実世界では、船長なのに行き先がわからない
こんなことはありえないんですが、インターネット上ではよくあります。
それは、あまりにもわけのわからない情報が蔓延しすぎていて
船長自身が行き先が見えなくなってしまっているのです。
北へ5キロ進めば雷雨
南へ10キロ進めば大嵐
東に行けば岩礁に乗り上げる
こんな情報の洪水の中
「何をやっていいのかわからなくなってしまっている」
というわけです。
でも実は、このような情報は全て眉唾ものだったりします。
なぜ、毎日新しいネットビジネスの単語が出てくるのか?
重要なのは、
「情報はすべて疑うこと」
だと思います。
長くなってしまいましたが、
一応特化型ブログとごちゃ混ぜblogのメリットとデメリットを書いています。
しかし、ブログを書いて稼いでいくにあたって
このような、 1部のインフォトレーナーが作り上げた
造語のようなキーワードに惑わされること自体が時間の無駄
というのが私の結論です。
「どのジャンルのブログが儲かるか?」
よりも
「どんなジャンルにユーザーの需要があるか?」
のほうがはるかに重要です。
長々と書いてしまいましたがぜひ参考になればと思います。
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