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【ブログの見出し設定の具体例】悩みと誰?を意識するだけで構成はここまで変わる

今回は、読み手に価値を与える内容に変化させる記事構成の考え方
についてです。

自分で書いた記事を読むと

「で、結局何が言いたいのかわからない?」

ってなることありませんか?

  • 主張があっちこっちに飛んでいる
  • ただ、自分の書きたいことを書いただけ
  • 読み手に響かないただの説明文

まあ、記事のチェックしてても多いこと多いこと。

今回は、スカイプでサポートさせていただいてる方の
記事作成の事例とともに
修正の方法などを紹介できたらなと思います。

目次

「テーマは生理」

男の私には完全に未知のテーマ。汗

ちなみにこの方は女性です。
過去にブログを書いた経験なし。
SNSでの活動はあるものの
自分の媒体で記事を書いた経験はありません。

とりあえず、
「自分の関心のあるテーマで書きたい」
ということで、ブログを作る上でいろいろアドバイスをさせていただいてます。

長いときは1日3時間以上話す時もあります。

その方が、過去経験した悩みの中で
「生理が重い」
というのがあり、

自分のブログのカテゴリの1つとして
女性の生理を取り入れることにしました。

「じゃあ、どんなことを書くのか。ざっくりとでいいので書きたいことをまとめてきて」

とアドバイスさせていただいたのが先日のこと。

記事についての内容と、
具体的な修正方法などついさっき終わったので記事にしておきたいと思います。

結構こういう書き方段階で悩んでる方多いんじゃないかな?

【アウトライン】とりあえず、書く内容の見出しを整理してみてください

ということで
書いてもらった記事のテーマと
ざっくりとした下書きはこんな感じ。

【働く女性の生理休暇について】
・休暇を取るのに医師の診断書はいらない
・福利厚生の充実している会社か?ここがポイント
・有給、無給は会社次第(判例あり、休ませなかった罰金として30万以下)
・労働基準法により、正社員、非正規、パートも取得可能
・まだまだ、男性社会の考え方
・生理の軽い人には重い人の痛みがわからない
・上司が男性だと言いにくい

seirikyuuka

いっけん、
【生理休暇】についてのテーマ
がよく整理されているように見えます。

しかし、これはブログで書くべきではない内容の典型例。

自分が詳しいと思っていることでも、
あまり意識しないとこういう書き方をしている方も多いのではないでしょうか?

確かに要点は整理されているかもしれません。
しかし、このような書き方で何千文字と積み上げたところでアクセスが上がっていくブログは構築できないでしょう。

この記事の構成の修正ポイントはどこか?

 

「何」について、しか書かれていない。

1つの記事で間に5W1HのWHAT(何)の要素しか含まれていない。

 

ここが一番重要なポイントです。
というか、

書き手自身で内容を難しくしてしまっている。

特に、ブログメディアで書く時は

「誰」と「何」がセットになってないと
読まれませんし、読んだ人にも評価されないです。

この場合だと、
「生理休暇について」のみの内容になってます。

自分が書きたいキーワードだけで考えてしまうと
このような内容になることが多いです。

だから私は、常々
「記事を書くときはまず、悩みを明確にしてください」
とブログの中で何回も書いています。

しかし、生理休暇のことを書こうと思ったとたん

「生理休暇を誰に対して書くのか? 」

というところが頭の中から飛んでしまいます。

結果、キーワードだけが一人歩きした
「生理休暇について」
みたいな内容しか書けなくなってしまうわけです。

このやり方で書いてしまうと
「自分が言いたいことだけのコラム」
になってしまいます。

芸能人や、圧倒的社会的地位のある方ならこれで良いのですが

「名前も分からない一般人の自己主張」
はだれも読もうと思わないわけです。

読んでる人は
「あなたの主張や言いたいことが知りたいのではなく、解決方法や有益な情報が知りたい」

なので、 「生理休暇」というキーワードだけ意識して
それについての情報をまとめても
一般人が書いた記事の場合はほとんどが評価されない。

だから、、

「誰に何を提供できているのか」
を意識しなければならない。

具体的に、修正を見ていきましょう。

「誰」に「何」について「どんな価値を与える」のか?

読み手の関心は
「得をすること」

「損をしないこと」
の2つだけです。

少なくとも、記事の中でメリットを提供できていなければどこにでもあるただの説明文になってしまいます。

そのためには、

「生理休暇をテーマで誰がどんなことに悩んでいるのか」

この、 「誰」の部分を
ざっくりとでいいので調査する必要があります。

スカイプでお話ししながら色々と調べた結果

「まだまだ男性社会、生理(特に初日)がものすごく重い、辛いにもかかわらず生理休暇が申請できない。仮に申請したとしても、嫌な顔をされる、理解されない。 」

という、男性社会で働く女性特有の悩みがありました。

もちろん、生理休暇について探せば
もっと色々な悩みがあるはずです。

しかし、今回はこの悩みに対して記事を書くということで具体的な解決策をいろいろと調べてみました。

2人でいろいろと調査して
修正した記事の構成がこちらです。

(書いてあることに説得力があるか?は置いておき、あくまで見出しの原案として見てください)

男性の上司に生理休暇を申請しても嫌な顔をされない対策

(問題点と悩み)
・女性でも生理の軽い場合は重い人の痛みはわからない
・有給のような扱いになるかは会社次第
・生理が重い=体調管理がなってないような扱いを受ける

そして、現実問題として
生理休暇を悪用して休みを取ったり旅行に行ったりしている女性が居るのも事実。

そのため、本当に生理がつらい女性が割を食う。

(解決策)

1,数ヶ月に一回は「医師の診断書」をとる

根拠=
建前上は生理休暇は医師の診断書は要らないとなっているが、毎月じゃなくてもいいので数ヶ月に1回程度は診断書を取っておいた方が無難。やはり、医師という専門家のお墨付きがあるのは強い。

2,毎月同じ日数だけ休暇を取らない

根拠=
生理休暇は、生理になったら休める。という休暇では無い。あくまで、業務に支障が出るほどの重い症状の生理の場合のみ休むことができる。月によって症状が異なるので毎月休む日数が全く同じだと疑われる可能性がある

3,「できる作業」は自宅で行い、業務連絡はいつでもOKなことを伝えておく

根拠=
生理休暇の問題は、かなり社会問題になっている。女性上司がいちいち自宅にチェックしに来ることもあるほど。要するに、常に疑われると思って間違いない。解消するには、自宅でできる作業が何かある場合は仕事として少しでもやってみたり、電話連絡はいつでもできることをアピールしておく。あくまで、信用させるための戦略である。

このように、アウトラインを作る段階で
「主張」に対する「根拠」もある程度セットで考えておくのもかなり重要なポイントです。

まとめ

実際に修正するまでの過程を書いてみました。
記事のタイトルや見出しの構成はあくまで仮です。

私は生理休暇については全く詳しくありません。
なので、解決方法については響かない所もあるかも。

しかし重要なのはそこじゃないです。

要するに、
「誰かの何かを解決しようとしている記事構成」
ここが重要なわけです。

なので、今回は

「生理休暇の申請が苦痛な女性」に対して
その解決策を提示した記事ということになります。

少し内容はベタかもしれませんが
まぁ、ただ修正しただけなので
調べればもっと深い内容の記事が書けるはずです。

特にアドセンス用のブログで
意識して欲しいのは

「誰の何を解決する記事なのか」

たったこれだけです。
これだけを意識するだけで
記事の構成なども大きく変わります。

逆に、ここのポイントを押さえずに
記事を書き続けるとかなり苦労します。

ターゲットが明確でない文章を書くのは誰でも苦痛です。

なんの感情もない、辞書のようなウェブサイト
が出来上がるだけです。

このブログを開設してから
何人もの方にアドバイスをさせていただきました。

文章作成に慣れてない人ほど
自分の頭の中だけで記事を完成させようとします。

  • 「生理休暇」というキーワードだけで記事は書けない
  • その先の、具体的な悩みを探すことが何よりも重要
  • 「誰に」という非常に単純なことを意識するだけで
    書き方や構成に雲泥の差が出る。

この辺を、是非押さえておいていただければと思います。

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