2015年、私はこう叫んだ。
「音声入力で文章を書け!キーボードを捨てろ!肩こりから解放されろ!」
当時、これは革命的だった。実際、多くの人が音声入力で記事を書けるようになった。
しかし2025年の今、私はこう言いたい。
「ちょっと待て。音声入力で『文章を書く』のは、もう古い。音声入力は『AIに指示を出す』ために使え。」
2015年の私は、音声入力を「ワープロ」だと思っていた
10年前、私はこんな使い方をしていた。
【2015年の音声入力】
「産後ダイエットに失敗する人は、まる、
完璧を求めすぎる傾向があります、まる、
私も一回目は、てん、糖質制限で失敗しました、まる、
その理由は、てん、ストレスで暴飲暴食してしまったからです、まる…」
句読点まで喋っていた。
そして思った。「これ、キーボードより速いわ!」
確かに速かった。10分で1000文字。キーボードなら15分かかっていたから、1.5倍の生産性だ。
しかし、疲れた。
なぜか?
音声入力で「文章を書く」のは、結局「執筆作業」だからだ。
頭の中で文章を組み立て、それを声に出す。誤変換を修正する。句読点の位置を考える。
これは、キーボードで書くのと本質的に同じだ。ただ、入力方法が「指」から「声」に変わっただけ。
生産性は1.5倍になったが、本質は変わっていなかった。
2025年、音声入力の「使い方」が180度変わった
さて、2025年。
私の音声入力の使い方は、こうだ。
【2025年の音声入力】
「産後ダイエットに失敗した人向けの記事。
ターゲットは産後1年のママで、完璧主義の傾向。
私の体験談ベースで、一回目は糖質制限で失敗、
二回目は週3回だけ気をつける方法で成功。
共感重視で、最後は『完璧じゃなくていい』で締める。
メタ台本作って。」
送信。
15分後、10,000文字の「メタ台本」が完成している。
さらに5分後、そのメタ台本から2,500文字の記事が完成している。
所要時間:30秒(音声入力)+ 待ち時間20分(その間に他のことをしている)
何が変わったのか?比較してみよう
2015年:音声で「文章を書く」
入力内容:完成した文章そのもの
→「産後ダイエットに失敗する人は、完璧を求めすぎる…」
役割:あなたがライター、音声入力は高速ワープロ
所要時間:10分で1000文字
疲労度:中(頭の中で文章を組み立てる疲れ)
完成度:70点(誤変換の修正が必要、構成が甘い)
2025年:音声で「AIに指示する」
入力内容:記事の設計図
→「産後ダイエット失敗した人向け、完璧主義がテーマ、体験談ベース」
役割:あなたがディレクター、AIがライター
所要時間:30秒で10,000文字のメタ台本
疲労度:ほぼゼロ(指示を出すだけ)
完成度:90点(AIが構造化された記事を書く)
生産性の違い:20倍以上。
いや、正確には「比較できない」レベルだ。なぜなら、そもそもやっている作業が違うから。
「ふとした思いつき」を逃さない—これが最強の武器
2015年、私はこう書いた。
「散歩中や運転中、良いアイデアが浮かぶ。そのときメモを取れる音声入力は素晴らしい」
これは今も正しい。しかし、2025年は「メモ」では終わらない。
2015年のワークフロー
散歩中にアイデアが浮かぶ
↓
スマホで音声入力してメモ
「産後ダイエット、完璧主義がテーマ」
↓
家に帰る
↓
パソコンの前に座る
↓
メモを見ながら、記事を書く(2時間)
2025年のワークフロー
散歩中にアイデアが浮かぶ
↓
スマホに30秒喋る
「産後ダイエット失敗した人向け、完璧主義がテーマ、
私の体験談で、週3回だけ気をつける方法、共感重視で」
↓
Claudeに送信
↓
散歩を続ける
↓
20分後、スマホに通知
↓
メタ台本が完成している
↓
「これで記事書いて」と追加指示(5秒)
↓
記事完成
家に帰る必要すらない。
散歩しながら、1記事完成。信号待ちで、2記事完成。ランチの後のコーヒータイムで、3記事完成。
「ふとした思いつき」が、そのまま記事になる時代。
パソコンの前でも、スマホでも、やることは同じ
ここが重要なポイントだ。
2015年、音声入力は「スマホ特有の機能」だった。パソコンでは、まだキーボードが主流。
しかし2025年、パソコンでもスマホでも、やることは同じ。
「AIに音声で指示を出す」
パソコンの前にいるとき
Claudeを開く
↓
マイクボタンを押す
↓
30秒喋る
「夜泣き対策の記事、生後6ヶ月向け、
私が試した添い乳をやめる方法、
パパとの役割分担、共感しながら伝える」
↓
送信
↓
メールチェックや他の作業をする
↓
15分後、台本完成
スマホを見ているとき
Claudeアプリを開く
↓
マイクボタンを押す
↓
30秒喋る
(内容は同じ)
↓
送信
↓
散歩を続ける、または洗い物をする
↓
15分後、台本完成
デバイスが違っても、プロセスは同じ。
「思いついたら、30秒喋って、送信。あとはAIに任せる。」
これが、2025年のワークフローだ。
「句読点を喋る」時代は終わった
2015年の私は、真剣にこう喋っていた。
「産後ダイエットに失敗する人は、まる、完璧を求めすぎる傾向があります、まる」
「まる」って何だよ。
今思えば、馬鹿みたいだ。(当時は革命的だったんだけど)
しかし2025年、「まる」なんて喋らない。
なぜなら、AIに指示を出すときは、句読点なんてどうでもいいからだ。
「産後ダイエット失敗した人向け
ターゲットは産後1年のママ
完璧主義の傾向がある人
私の体験談ベースで
一回目は糖質制限で失敗
二回目は週3回だけ気をつける方法で成功
共感重視で書いて
最後は完璧じゃなくていいで締める」
これでいい。
句読点も、丁寧な言葉遣いも、必要ない。AIは理解してくれる。
むしろ、箇条書きで喋った方が、AIは理解しやすい。
「滑舌が悪い」問題も、解決した
2015年の記事で、私はこう書いた。
「滑舌が悪くても大丈夫。ゆっくり喋れば認識してくれる」
しかし、正直に言おう。滑舌が悪いと、イライラした。
「さんごだいえっと」→「産後ダイエット」を認識してくれない。もう一回喋る。また間違える。キーボードで修正。
「これ、キーボードで打った方が早いんじゃ…?」
そんな疑問が頭をよぎった。
しかし2025年、この問題は消えた。
なぜか?
AIに「指示」を出すときは、多少の誤変換があっても、AIが文脈から理解してくれるからだ。
【音声入力結果】
「さんこダイエット失敗した人向け
ターゲットは産後1年のまま
完璧種儀の傾向がある人」
【AIの理解】
「産後ダイエット失敗した人向け
ターゲットは産後1年のママ
完璧主義の傾向がある人」
AIは賢い。「さんこダイエット」を「産後ダイエット」だと理解する。「まま」を「ママ」だと理解する。
だから、滑舌が悪くても、問題ない。
むしろ、多少間違っていても、AIが補完してくれる。
これが、2025年の音声入力だ。
プロンプト(台本)があれば、出力が「えげつない」
ここで、重要な概念を説明しよう。
音声入力で「何を喋るか」で、出力が100倍変わる。
パターンA:音声入力だけ(台本なし)
「産後ダイエット失敗した人向けの記事書いて」
AIが返してくる:
産後ダイエットに失敗する理由
産後ダイエットに失敗する人は多いです。
その理由は主に3つあります。
1. 完璧を求めすぎる
2. 時間がない
3. ストレスが溜まる
これらを解決するには…
まあ、悪くない。でも、薄い。
どこかで見たような内容。あなたの体験談もない。読者の心に刺さらない。
パターンB:音声入力+台本(メタ台本あり)
「産後ダイエット失敗した人向けの記事。
ターゲットは産後1年のママで、完璧主義の傾向。
私の体験談ベースで、一回目は糖質制限で失敗、
理由はストレスで暴飲暴食。
二回目は週3回だけ気をつける方法で、半年で8kg減。
具体的には月水金だけカロリー意識、他の日は自由。
共感重視で書いて。
最後は『完璧じゃなくていい、続けることが勝ち』で締める。
メタ台本作って。」
AIが返してくる:
【メタ台本】(10,000文字)
【ターゲット詳細】
名前:美咲(仮名)、27歳、産後1年
性格:完璧主義、真面目、自分に厳しい
悩み:一回目のダイエット失敗で自信喪失
心理状態:「また失敗したらどうしよう」と不安
【記事の角度】
- 失敗は「データ」であり、恥ではない
- 完璧主義こそが、失敗の原因だった
- 二回目は「ゆるさ」が勝利の鍵
【構成】
1. 導入(500字)
- 「また始めるの?」夫の言葉に、泣きそうになった
- 一回目の失敗フラッシュバック
2. なぜ一回目は失敗したのか(800字)
- 完璧主義が裏目に出た
- 糖質ゼロという極端さ
- ストレス→暴飲暴食→自己嫌悪のループ
3. 二回目、私が変えた3つのこと(3000字)
- ルール1:週3回だけ気をつける
具体的な食事例、月水金の献立
- ルール2:「80点でOK」マインド
ケーキ食べた日の対処法
- ルール3:記録はざっくり
体重計は週1回、数字に振り回されない
4. 半年で8kg減、でも数字より大事なこと(1000字)
- 体重より、鏡の自分が変わった
- 「継続できた」自信が、人生を変えた
5. まとめ(500字)
- 一回目の失敗は、無駄じゃなかった
- 完璧じゃなくていい、続けることが勝ち
(以下、各セクションの書き方の詳細が続く…)
このメタ台本から記事を書かせると…
もう、説明不要だろう。圧倒的な差だ。
「慣れ」は今も必要。でも、慣れる対象が変わった
2015年、私はこう書いた。
「音声入力も、タイピングと同じで練習が必要。10万文字喋れば、慣れる」
これは今も正しい。しかし、「何に慣れるか」が変わった。
2015年:「文章を喋る」に慣れる
練習内容:完成した文章を、声に出して喋る
目標:10分で1000文字、スムーズに喋れるように
期間:10万文字喋れば、だいたい慣れる
2025年:「指示を喋る」に慣れる
練習内容:記事の「設計図」を、30秒で喋る
目標:ターゲット、角度、体験談、トーンを簡潔に伝える
期間:100回喋れば、だいたい慣れる
100回って、少なくない?
そう。2015年の「10万文字」に比べて、圧倒的に楽だ。
なぜなら、「指示」は短いからだ。
30秒の指示を100回 = 50分。
50分練習すれば、一生使えるスキルが身につく。
実践:今、この瞬間に試してみよう
さあ、あなたもやってみよう。
ステップ1:スマホを取り出す
今すぐ、スマホを取り出す。Claudeアプリを開く。
ステップ2:音声入力ボタンを押す
マイクのアイコンをタップ。
ステップ3:30秒、喋る
「(あなたが最近困ったこと)について、
(誰)向けの記事を書きたい。
私の体験談は(具体的に)。
(どんなトーンで)書いて。
最後は(どう締める)。
メタ台本作って。」
例:
「夜泣き対策について、
生後6ヶ月の赤ちゃんを持つママ向けの記事を書きたい。
私の体験談は、添い乳をやめたら夜泣きが減った話。
共感しながら書いて。
最後は『一人で抱え込まないで』で締める。
メタ台本作って。」
ステップ4:送信
ボタンを押す。
ステップ5:15分待つ
その間、コーヒーを飲む。洗濯物をたたむ。子どもと遊ぶ。
ステップ6:通知を確認
スマホに通知が来る。
開くと、メタ台本が完成している。
これが、2025年の音声入力だ。
「音声入力はこれから進化する」—10年前の予言は、当たった
2015年、私はこう書いた。
「音声入力はこれから劇的に進化する。キーボードは進化しないが、音声入力は別次元になる。だから今から慣れておくべきだ。」
この予言は、当たった。
いや、予想以上だった。
10年前の私は、「音声入力の認識精度が上がる」と思っていた。確かに上がった。しかし、それ以上のことが起きた。
AI革命だ。
音声入力そのものの進化だけでなく、AIとの組み合わせが、ゲームチェンジを起こした。
2015年:音声入力で「文章を書く」(生産性1.5倍)
2025年:音声入力で「AIに指示する」(生産性20倍以上)
進化の方向が、予想と違った。でも、結果は予想以上だった。
では、2035年はどうなる?
ここで、新しい予言をしよう。
2035年、音声入力は、さらに進化する。
いや、「音声入力」という言葉すら、古くなっているかもしれない。
脳波で直接、AIに指示を出す時代が来るかもしれない。
喋る必要すらない。考えるだけで、記事が完成する。
「産後ダイエットの記事、書こうかな」
その思考を、デバイスが読み取る。AIが理解する。台本を作る。記事が完成する。
SF?いや、可能性は十分ある。
しかし、一つだけ変わらないことがある。
「何を作るか」を考えるのは、あなただ。
AIは、実行する。しかし、方向性を決めるのは人間。
2015年も、2025年も、2035年も、この原則は変わらない。
最後に:「話して入力する」から「話して指示する」へ
2015年、私は言った。
「今から音声入力に慣れておくべきだ。数年後、別次元になる」
2025年、私は言おう。
「今から、AIへの指示出しに慣れておくべきだ。数年後、さらに別次元になる」
音声入力の使い方が、180度変わった。
「文章を書く」ツールから、「AIに指示する」ツールへ。
この変化に気づいている人は、まだ少ない。
多くの人は、まだ2015年のやり方で音声入力を使っている。
「産後ダイエットに失敗する人は、まる、完璧を求めすぎる傾向があります、まる…」
それは、もう古い。
2025年のやり方は、こうだ。
「産後ダイエット失敗した人向け、完璧主義がテーマ、私の体験談ベース、共感重視で、メタ台本作って」
30秒で終わる。
さあ、今すぐ試してみよう。
スマホを取り出す。Claudeを開く。音声入力ボタンを押す。
あなたが最近困ったことを、30秒、喋る。
それが、明日の記事になる。
音声入力の使い方が、180度変わった時代に、あなたは生きている。
その変化に乗れるか、乗り遅れるか。
選択は、今この瞬間、あなたの手の中にある。
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