サーバー?ドメイン?そんなの、もうどうでもいい—2025年、ブログで稼ぐための「本当に大事なこと」
10年くらい前の2014年、ある主婦の方から相談を受けた。
「保育料が高すぎて、週6日働いてる。でも子どもとの時間が欲しい。ブログで副業できないでしょうか?」
当時、私はこうアドバイスした。
「Xサーバーを契約してください。月1,200円です。WordPressのテンプレートはStingerがおすすめです。」
彼女は、その通りにした。そして1年後、日15,000PVのブログを運営していた。
しかし、2025年の今、同じ質問を受けたら、私の答えは180度変わる。
11年経っても、保育園問題は何も変わっていない
2014年、彼女はこう言った。
「保育料が高すぎて、週6日働いてる。本末転倒です。」
2025年、状況は悪化している。
- 待機児童問題、解決していない
- 保育料、むしろ上がっている
- 共働きが前提の社会、でも保育園には入れない
- 時短勤務、でも収入は減る
11年経っても、何も変わっていない。いや、悪化している。
だからこそ、副業が必要だ。
しかし、2014年と2025年では、副業の「やり方」が根本的に変わった。
2014年の質問「サーバーはどこがいいですか?」
当時、彼女が最初に聞いたのは、これだった。
「サーバーはどこがいいですか?」
私は答えた。
「Xサーバーです。月1,200円。安いサーバーだと、アクセスが増えた時に落ちます。後で移行するのは大変です。最初から良いサーバーを選びましょう。」
これは、2014年は正しかった。
しかし、2025年の今、私の答えはこうだ。
2025年の答え「どこでもいいです」
サーバー?正直、どこでもいい。
なぜか?
理由1:サーバーの性能が、全体的に底上げされた
2014年、月200円のサーバーは、日1,000PVで落ちた。
2025年、月500円のサーバーでも、日10,000PVに耐える。
技術の進化で、サーバーの性能差は縮まった。
理由2:容量は、もはや関係ない
2014年、「容量10GB」とか気にしていた。
2025年、最安プランでも50〜100GB。動画を1,000本アップしない限り、使い切れない。
容量を気にする時代は終わった。
理由3:CDNとキャッシュで、サーバー負荷は軽減できる
2014年、アクセスが増えると、サーバーに直接負荷がかかった。
2025年、CloudflareなどのCDN(コンテンツ配信ネットワーク)を無料で使える。キャッシュ機能で、サーバー負荷は劇的に減る。
サーバー選びより、CDN設定の方が重要。
だから、2025年の答え
【2014年】
Xサーバー一択。月1,200円。
安いサーバーは後で後悔する。
【2025年】
どこでもいい。月500〜1,000円のサーバーなら、どこでも大丈夫。
ConoHa WING、ロリポップ、さくら、Xサーバー、好きなの選んで。
サーバー選びに悩む時間があるなら、記事を1本書いた方がいい。
ドメイン管理も「どこでもいい」(ただしお名前.comは避けろ)
2014年、彼女はこう聞いた。
「ドメインはどこで取ればいいですか?」
私は答えた。
「ムームードメイン、お名前.com、バリュードメイン、どこでもいいです。金額はほぼ同じです。」
2025年も、答えは同じ。どこでもいい。
ただし、一つだけ注意点がある。
お名前.comは、広告メールが多すぎる。避けた方が無難。
おすすめ:
- ムームードメイン
- バリュードメイン
- Cloudflare Registrar(最安、広告ゼロ)
ドメイン選びに悩む時間があるなら、記事を1本書いた方がいい。
WordPressテーマも「無料で十分」
2014年、私は「Stinger」を推奨した。
2025年、選択肢は増えた。しかし、答えは変わらない。
無料テーマで十分。
おすすめ:
- Cocoon(無料、機能豊富、日本語対応)
- Lightning(無料、シンプル)
- Stinger(まだ健在)
有料テーマを買う必要はない。その分、記事を1本書いた方がいい。
「過去記事を一気に投稿していいですか?」
2014年、彼女はこう聞いた。
「過去3ヶ月分の記事を一気に書いて、貼り付けてもいいですか?」
私は答えた。
「全然OK。その後も継続して更新できるなら、最初に100記事一気に投稿もあり。」
2025年も、答えは同じ。むしろ、もっと積極的に推奨する。
2025年の戦略:AIで50記事を1週間で作る
1. ハイパーニッチを決める
「3人目育児の赤ちゃん返り対処法ブログ」
2. 記事ネタを50個出す(AIに依頼、10分)
3. 各記事の体験談を音声入力(1記事30秒 × 50記事 = 25分)
4. AIに記事生成を依頼(1記事15分 × 50記事 = 自動)
5. 確認・微調整(1記事5分 × 50記事 = 250分)
合計:約5時間
1週間で50記事ブログが完成。
これを一気に投稿してもいいし、1日2記事ずつ予約投稿してもいい。
APIを使えば、投稿作業すら自動化できる。
「勉強は何をすればいいですか?」
2014年、彼女はこう聞いた。
「アフィリエイトをするなら、どんな勉強をすればいいですか?」
私は答えた。
「アドセンスで月10万円を目指すなら、アクセスを集める記事の書き方を学んでください。『誰に書くか』が重要です。」
2025年、答えは変わった。
2025年の答え:「AIの使い方」を学べ
【2014年の勉強】
- 記事の書き方
- キーワード選定
- SEOの基礎
- アドセンスの貼り方
【2025年の勉強】
- AIの使い方(プロンプト設計)
- メタ台本の作り方
- YMYL回避戦略
- ハイパーニッチの見つけ方
ライティングスキルより、AIディレクションスキルが重要。
具体的には:
- プロンプト設計
AIに「何を書かせるか」を的確に指示する能力 - メタ台本作成
記事の設計図を作る能力 - 体験談の「核」抽出
AIが膨らませるための「種」を見つける能力 - AIの出力を評価する目
生成された文章が良いか悪いか判断する能力
これらは、本を読んでも身につかない。実践あるのみ。
「AdSense審査、厳しいですか?」
2014年、彼女はこう聞いた。
「AdSenseの審査、厳しいと聞きます。本気のドメインで申請してはダメという情報もあります。本当ですか?」
私は答えた。
「役に立つコンテンツを公開していれば、100%審査に通ります。本気のドメインで全然OK。」
2025年も、答えは同じ。ただし、注意点が増えた。
2025年の注意点
【審査に通るための条件】
✓ 10〜15記事以上
✓ 各記事1,500文字以上
✓ 読者の悩みを解決する内容
✓ YMYL情報を断定しない
✓ 画像の無断使用をしない
✓ プライバシーポリシーを設置
✓ お問い合わせフォームを設置
これらを満たせば、審査は通る。
むしろ、2025年はAIがあるから、審査用の記事を作るのは楽になった。
Claudeに依頼:
「AdSense審査用の記事を15本作りたい。
テーマは『3人目育児の赤ちゃん返り対処法』。
各記事1,500文字で、読者の悩みを解決する内容。
YMYL配慮して、断定表現は避けて。
記事タイトルのリストを作って。」
10分後、15記事のタイトルと構成ができている。
あとは、体験談を音声入力して、AIに執筆させるだけ。
所要時間:3時間。
11年前の彼女は、今どうなったか?
2014年、彼女は相談してきた。
「保育料が高すぎて、週6日働いてる。ブログで副業できないでしょうか?」
私はアドバイスした。彼女は実行した。
1年後、彼女のブログは日15,000PVになった。
- AdSense収益:月10万円
- 物販収益:月5万円
- 合計:月15万円
彼女は、外注ライターを3人雇い、ブログを拡大していった。
そして2025年、彼女は何をしているか?
私は知らない。
おそらく今の時代の風を感じ、ブログを辞めて、別の道を歩んでいるかもしれない。
しかし、彼女が「行動した」という事実は変わらない。
2025年の「あなた」へ
さて、この記事を読んでいるあなた。
おそらく、こう思っているだろう。
「保育園落ちた。働きたいけど、預け先がない。」
「働いてるけど、保育料が高すぎて、手元に残らない。」
「子どもとの時間が欲しい。でもお金も必要。」
11年前の彼女と、同じ悩みを抱えている。
11年経っても、この日本では保育園問題は解決していない。
しかし、一つだけ変わったことがある。
副業のハードルが、劇的に下がった。
2014年のハードル
・サーバー契約(月1,200円)
・ドメイン取得(年1,000円)
・WordPress設定(初心者には難しい)
・記事を100本書く(1本2時間 × 100本 = 200時間)
・3ヶ月は収益ゼロ
合計:初期投資2万円、作業時間200時間
2025年のハードル
・サーバー契約(月500円)
・ドメイン取得(年1,000円)
・WordPress設定(AIに聞けば10分)
・記事を50本書く(AIと協働で5時間)
・1ヶ月で初収益
合計:初期投資1万円、作業時間10時間
ハードルは、1/20になった。
サーバーもドメインも、もうどうでもいい
この記事のタイトルを思い出してほしい。
「サーバー?ドメイン?そんなの、もうどうでもいい」
2014年、サーバー選びは重要だった。
2025年、サーバー選びはどうでもいい。
なぜなら、本当に大事なのは、サーバーじゃないからだ。
2025年、本当に大事なこと
- 行動すること
サーバー選びに3日悩むより、今日契約して、明日記事を書く - ハイパーニッチを見つけること
「育児ブログ」ではなく、「3人目育児の赤ちゃん返り」 - AIと協働すること
手打ちで書かない。AIに設計図を渡して、書いてもらう - 体験談の「核」を持つこと
AIが書けない一次情報が、あなたの武器 - 継続すること
50記事作って終わりじゃない。月10記事、追加し続ける
これらができれば、サーバーがどこだろうと、成功する。
最後に:「保育園落ちた。ブログ書こう。」
2016年、「保育園落ちた日本死ね」という匿名ブログが話題になった。
あれから9年。
保育園問題は、何も解決していない。
だったら、もう自分で稼ぐしかない。
「保育園落ちた。ブログ書こう。」
これが、2025年の答えだ。
サーバーは、どこでもいい。
ドメインも、どこでもいい。
WordPressテーマも、無料で十分。
大事なのは、今日、行動することだ。
11年前、彼女は相談してきた。
私はアドバイスした。
彼女は実行した。
1年後、彼女の人生は変わった。
さあ、あなたはどうする?
今日、サーバーを契約するか。
それとも、また明日、「いつかやろう」と先延ばしにするか。
選択は、あなたの手の中にある。
保育園落ちた。
でも、ブログは書ける。
そして、1年後、あなたの人生は変わっているかもしれない。
11年前の彼女のように。
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