この記事は前回:
1. ストーリーで稼ぐペラサイトの具体的な作成方法 – 概要編【YMYL回避版】
からの続きだ。
「ペラサイトって大量生産しなければ稼げないんでしょ?」
ペラサイトは、たった1ページのサイトで売上を上げていくサイトなので、巷ではとにかく数を作れ! 量産だ! などと言われている。
私的にはペラサイトは:
「もちろん量産は大切だけど、焦って闇雲に数だけ増やしても売上は上がらない」
と思っている。
今回はペラサイトに取り組む前の対する立ち位置、というかマインドセット的な記事だ。
闇雲な量産 = ドメインの死体の山を築くだけ
アフィリエイトで重要なのはやはり商品リサーチだ。
ここを短時間で終わらせて、とりあえずあまり知識もないまま作ったサイトが売れるはずがない。
それは、スピード重視でただ量産しても同じことが言える。
だから、このように簡単にできるペラサイト作成だからこそ長期的な目標を持ってほしい。
ペースは人それぞれだが、個人的には:
1週間で2つ程度の作成で充分
と考えている。
合計文字数も1万文字以下。
これくらいのペースであれば、リサーチに時間をかけて、サイトも愛情を持って育てることができる。
それでもなんと:
- 1ヶ月で8サイト
- 1年で100サイト
作成することができる。
ドメインもキャンペーン中のものを購入すれば、1ヶ月の予算は300円〜3,000円程度だ。
それでも1年後には100サイトのオーナーになれる。
この手の量産でよくありがちなのが:
「最初の2ヶ月ほど頑張って50サイトほど作成し力尽きてしまう」
というものだ。
量産というコンセプトだと、ルレアのノウハウあたりになるが、異常なスピードで頑張ってもあとが続かない。
うさぎとかめの話ではないが、この手のサイト量産は長期スパンで見てほしい。
無理のないペースで、しかも売り上げに焦らずにチャレンジしていった方が明らかにメリットが大きい。
逆に言えば:
「3ヶ月後にはアフィリエイトで20万円の報酬をどうしても作りたい」
という方には向いていない。
だから初めのうちはこの方法をメインと考えずに、サブ的な位置づけの作業として取り組んでいってもらえればと思う。
商標キーワードは攻めてもほどほどに【YMYL回避が最優先】
ちなみに、新発売の商品の商標キーワード(商品名のキーワード)だけを狙って量産する手法もある。
が、これはおすすめしない。
初報酬までは近いのだが、この手のサイトの寿命はかなり短い。
- すぐに作れば上位に来るが、後からどんどん他の人がサイトを作成してくる
- 誰もサイトを作らない商品はそもそも売れない商品
ペラサイト10サイトに1つくらいは商標キーワードで攻めてもいいが、基本的には:
「悩みに深く関連し、購買意欲が高く、かつ商品名を含むワード」
で攻めるようにしよう。
【最重要】YMYL回避の鉄則を忘れるな
前回の記事で詳しく解説したが、もう一度強調しておきたい。
絶対に避けるべきキーワード:
- 「○○(病名) 治し方」→ YMYL
- 「○○(症状) 改善」→ YMYL
- 「ダイエット 方法」→ YMYLグレー
攻めるべきキーワード:
- 「○○(商品名) 口コミ」→ 商標寄り、非YMYL
- 「○○(商品名) 効果 嘘」→ 商標寄り、非YMYL
- 「○○(商品名) 使ってみた」→ 商標寄り、非YMYL
キーワードに商品名が入っているか?
これが最も重要なチェックポイントだ。
この手の量産で「1サイト30分で年間1,000サイト近く作った」人がいるが、最終的には:
「サイトを作るペースよりもサイトが死んでいくペースの方が早くなった」
ようなので、簡単に作れるからと言って:
- 知識ゼロから適当にキーワードを決めての量産
- 安易な商標キーワードでの量産
- YMYLジャンルでの量産(←これが最も危険)
- 自分の限界を超えるまでのサイト作成
は長い目で見ると意味をなさないので、まず、ここだけは意識して取り組んでいってほしい。
作成を始めるにあたって重要な考え方
キーワード選定のスキルを磨く場所(テスト)
ペラサイトを作成する場合は、初心者の方は打率2割から3割ぐらいで考えてみてほしい。
当たり前だが、10個作って10個とも売れるようなサイトなんて絶対に作れない。
経験を積むことによってこの打率を上げていけばいいのだが、やはり最初のうちは数をこなすことが重要だ。
と言っても無理のないペースで。
しかも同じようにやるんではなくて、毎回趣向・展開を変えて10個か20個程度作ってみてほしい。
自分なりのパターンが見えてくると思う。
私は基本的にペラサイトは:
- 「タイトル・キーワード選定のスキルを磨く場所」
- 「どんな文章が反応が良いのかを見極める場所」
- 「YMYL回避の感覚を掴む場所」
として活用している。
これで売れる! というテーマやストーリーが決まったら、メインの記事数の多いサイトにも応用していく。
あらゆるキーワードでストーリーを展開するスキルも身につくし、作ったものは決してムダにはならない。
全てのサイトで売れると思わないこと
全く売れないサイトのドメインは、1年後に更新しなければ良いだけなので、作成するのにあたってほとんど損はない。
1年経って:
- 一つでも商品が売れたサイト
- かつ、まだ圏外に飛ばされてないサイト
のみ更新する。
だから、あまり金額的なこと時間的なことは考えずに、最初は気軽に作成してみることをお勧めする。
AI時代の新戦略:量産ではなく「検証→拡大」
ここで、AI時代の今だからこそできる戦略を紹介したい。
従来のペラサイト戦略は:
「とにかく量産して、当たりを引く」
しかし、AI時代の今なら:
「まず1ページで検証して、当たったらAIで拡大」
この方が圧倒的に効率が良い。
従来の戦略(非効率)
- 100サイト作る
- そのうち20サイトが稼げる
- 残り80サイトは死体
問題点:
- 80サイト分の時間が無駄
- 80サイト分のドメイン代が無駄
- 80サイト分のリサーチが無駄
AI時代の戦略(効率的)
- 10サイト作る(各1ページ、商標寄りキーワード)
- 3ヶ月待つ(検証期間)
- 稼げた2サイトだけAIで拡大(各100記事追加)
- 稼げなかった8サイトは放置(ドメイン更新しない)
メリット:
- 稼げるサイトだけに集中投資
- 無駄な作業が80%削減
- AIで記事を追加するので時間もかからない
具体的なワークフロー
ステップ1:10サイト作成(各3時間、合計30時間)
- 商標寄りキーワードで10サイト
- 各サイト1ページ、5,000文字
- ストーリー重視
- YMYL回避
ステップ2:3ヶ月放置(検証)
- Googleにインデックスさせる
- 順位を確認
- 売上を確認
ステップ3:結果分析
- サイトA:月3万円稼いでる → 拡大決定
- サイトB:月1万円稼いでる → 拡大決定
- サイトC〜J:0円 → 放置(ドメイン更新しない)
ステップ4:AIで拡大(各10時間、合計20時間)
サイトAに100記事追加:
AIに依頼:
「以下のペラサイトの内容をもとに、商品関連の集客記事タイトルを100個提案してください。
【条件】
- 必ず商品名を含むキーワード
- YMYL回避(医療・健康・金融・法律は避ける)
- 商品の体験談や比較レビューの切り口
Gemini APIとGASで自動生成。
1日10記事ずつ、10日で100記事完成。
サイトBにも100記事追加。
ステップ5:結果
投資時間:
- 従来:100サイト × 3時間 = 300時間
- AI時代:10サイト × 3時間 + 2サイト × 10時間 = 50時間
時短率:83%
収益:
- サイトA:月3万円 → 月15万円(100記事追加後)
- サイトB:月1万円 → 月5万円(100記事追加後)
合計:月20万円
これが、AI時代のペラサイト戦略だ。
200も300もサイトを量産する必要なし
あくまでサブ軸の作業として取り組むこと。
人には向き不向きがある。
アフィリエイトをやっている人の中には、ペラサイトオンリーで構築している人もたくさんいる。
もちろんそれがその人にあっていることなので悪いとは言わない。むしろ尊敬している。
私の場合は、いろいろなサイトでリスク分散をしたいので、ペラサイトは、たくさんあるサイトの種類の一つとして捉えている。
AdSenseだけのサイトもやるし、AdSense + ASPのハイブリッド型サイトも作る。
そして、テストの場としてペラサイトオンリーのサイトも作る。
ほとんどのブログで「ペラサイトは量産が必要」と書いてあるが、最初からフルパワーで頑張っても燃え尽きるだけだ。
冒頭の「1サイト30分で年間1,000サイト近く作った」はかなり極端な例だが、このように、ある程度の量産が必要だが、やみくもに量産したところで稼げないサイトを増やしてしまうだけになる。
だから、200も300も量産する必要はない。
あくまで最初のうちは趣味の段階で留めておいて、ポツポツと売れるサイトが出てきたら本格的に取り組んでいってほしい。
「私が稼ぐ方法はこれしかない」と焦って1ヶ月の間にものすごい数のサイトを作成しても、それは無駄に終わる可能性の方が高いのだ。
AI時代の今なら、10サイト作って2サイト当たれば、その2サイトをAIで拡大すればいい。
外注ライターにこれを任せるのはかなり難しい(本文のストーリー展開)
「あなた自身がストーリーが簡単に書ける」ようになるまでは、外注ライターさんにこの仕事を振るのはかなり難しい。
私がペラサイトを作るときは、体験談をベースにしたストーリー展開のサイトを作る事が多い。
これは最初の時は外注ライターさんに任せるのはキツイ。
もちろん、購入体験のある人に外枠だけ書いてもらうというのはありだと思う。
しかし、記事の中身まるまる依頼してしまうと、かなりずれたサイトができあがってくる(過去経験済み)。
そのために、まず最初は10サイトとか20サイトくらいは、あなたが実際に書くことを経験してみること。急がないで。
その上で、自分のストーリー展開のマニュアルを作ってライターさんに渡してあげてほしい。
例えば、「プロアクティブを使ったことのある人。体験談をお願いします」
このような募集の仕方で記事を書いてもらっても、ほぼ100%売れるサイトは作れないので注意してほしい。
あくまであなたの展開のやり方がわかってから外注するようにしてみてほしい。
AI時代の外注代替戦略
ただし、AI時代の今なら、外注の代わりにAIを使うという選択肢もある。
従来:
- 外注ライターに体験談を依頼
- ズレた記事が上がってくる
- 修正に時間がかかる
AI時代:
- AIに「商品○○の体験談風ストーリーを作って」と依頼
- メタ台本をもとに構成を作らせる
- 人間が体験談と感情を肉付けする
重要なポイント:
AIに丸投げしてはダメ。
- AIに構成を作らせる(骨組み)
- 人間が体験談を追加(肉付け)
- 人間が感情表現を追加(魂を入れる)
このステップを踏めば、外注よりも質が高く、コストも安い。
【疑問】サイトが圏外になるリスク?
ペラサイトに限らずどんなサイトでも起こり得る。
ブログもペラサイトの集合体だ。
一つの記事がGoogleの検索圏外に飛ばされるリスク、これは何もペラサイトだけに限った話ではない。
たくさんの記事が入ったブログの中の一つの記事が、検索圏外に飛ばされることは往々にしてある。
それが、毎回変動しているからつかみにくいだけだ。
私は、どんなサイトもペラサイトの集合体だと考えている。
だからこそ、「何もしていなくても飛ぶときは飛ぶ」
こんな感じで、どんどん作っていくのが正解だ。
メインのブログを300記事構築するのと、ペラサイト300サイト構築するのと、ドメイン取得の手間などはあるが基本的には同じだ。
だから、あまり恐れずにチャレンジしてみてほしい。
いつか簡単に「あれ? このサイトで売れている」という経験をすることができるはずだ。
AI時代のリスク管理
ただし、AI時代の今なら、圏外に飛ばされるリスクをさらに減らせる。
従来:
- ペラサイトが圏外に飛ぶ
- 売上ゼロになる
- 打つ手なし
AI時代:
- ペラサイトが圏外に飛ぶ
- AIで関連記事を100本追加
- 別のキーワードで集客
- 売上復活
AIがあれば、リカバリーが早い。
検索上位に上がるまでリンクをつけ続けないこと
上位に来るまでリンクを付け続ける、これをやってしまうとキリがない。
無意味な作業が多くなりすぎて、特に初めての方はサイト作成作業が嫌になる。
料理屋でのバイトで皿洗いばかりさせられてるようなもの。
私の場合は、インデックスさせるため、基本最初の1つか2つしかリンクをつけることはない。
どちらかと言うと、検索順位を上げるためではなく、googleにインデックスさせるためにリンクを送る。
キーワード次第ではこれだけで上がる。まあ、これをやったところで上がらないものも存在するのだが…
ただし、最初にリンクを付ける作業をせずに作って放置はダメだ。
必ず、最初はどこかのサイトから1つはリンクを送るようにしてほしい。
あなたが今持っている無料ブログからでも、独自ドメインからでも構わない。
これをやらずにまったく何もしない、独自ドメインのサイトをただ作っただけで放置では、半年たってもGoogleにインデックスされないことがある。
あくまで趣味の延長で余裕を持って!
ペラサイトは様々なテストができるところが面白いところだ。
そして、それが駄目だったところで、せいぜい1日の数時間の記事作成作業が無駄になるだけだ。
リサーチした知識はムダにはならない。
ドメインなんて、1年たったら更新しなければ良いだけ。
だから、リスクなく取り組める。
これがペラサイトのメリットだと思う。
基本私は、記事の多いパワーサイトでも、ペラサイトを軸に構築することが多い。
なので、ほとんどのサイトはテストとして稼働して、売れているサイトはラッキーみたいな感じ。
1週間に2つサイトを作ってもいい… 1週間に1つサイトだけでもいい…
こんな感じで、自分のペースで取り組んでいってほしい。
そして、AI時代の今なら、当たったサイトをAIで拡大すればいい。
【ペラサイト作成・心がまえ】まとめ + AI時代の新常識
今回はペラサイト(1ページから5ページぐらいのサイト)を作るときの考え方などについてまとめてみた。
記事数の多いサイトは良い、記事数の少ないサイトはダメ、こんな定義はどこにもない。
ペラサイトはひとつのページだけで商品を売るサイト、これなかなか高度なテクニックなんだ。
そして、ここを突き詰めていけば、どんな記事数の多いサイトにでも応用できるわけだ。
要するに、自転車のスポークの中心部分を作るわけだから。
ペラサイトがうまくいけば、それをリライトして規模の大きなサイトに設置すればアクセスの分母は多いので、それだけで売れるということだ。
商標キーワードのサイトは除くが、これでポツポツ売れるようになるとかなり自信がつくと思う。
だからこそ、「1ページしかないサイトなんて、通用しない」みたいな情報に惑わされずに、スキルアップの場としてドンドン作っていってほしい。
AI時代の新常識
【従来の常識】
- ペラサイトは量産が命
- 100サイト、200サイト作る
- 当たりを引くまで作り続ける
【AI時代の新常識】
- ペラサイトは検証が命
- 10サイト作って3ヶ月待つ
- 当たった2サイトをAIで100記事に拡大
- 時短率83%、収益は10倍
【絶対に忘れてはいけないこと】
- YMYL回避が最優先
- 必ず商標寄りキーワードで攻める
- 「悩み解決」ではなく「商品の体験談」
- キーワードに商品名が入っているか確認
【AI時代の心がまえ】
- 無理に量産しない
- まず10サイトで検証
- 当たったらAIで拡大
- YMYLだけは絶対に避ける
次は、ペラサイトでの商品選定のポイントなどについて解説したい。
AI時代の今、ペラサイトは「終わり」ではなく「始まり」だ。
1ページで検証し、稼げることが確認できたら、AIで一気に拡大する。
ただし、YMYL回避だけは絶対に忘れないでほしい。
これが、あなたのペラサイトが稼げるか稼げないかの分かれ道だ。
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