これは多分、サイトの構成というよりも
アクセスの流れのイメージができていないのだと思います。
で、手っ取り早く想像しやすいのは…
自転車のタイヤのスポーク
を想像してみてください。はじめはあのようなサイト構成でOKです。
ようするに自転車のスポークのように入り口をたくさん作って
そこから中央に向かってコンテンツを掘り下げていくようなwebサイトの構成になります。
マンダラートもこれに似てますね。
自転車のスポークのようなサイト構成とは?
あなたのサイトへの入り口が
スポーク一本一本のようにたくさんあって、
商品を取り扱ったりするページは1ページのみ
こんな構成を考えていただければOKです。
実際には1ページ以上あっても全然問題はないのですが
あえて分かりやすいイメージを持っていただくために
こういう書き方をさせていただきました。
どのサイトにも共通して言えることですが、
このサイト構造を間違えると何をやっても売れない
わけのわからないサイトが出来上がってしまうので注意が必要です。
間違ったサイト構造の代表的な例
それは、
「どこぞやの中小企業のホームページのような構成」
になります。
反面教師として
「自転車のスポークの逆の構成」
をイメージしていただければと思います。
タコの頭がトップページ(入口)だとして
そこにいくつものコンテンツ(タコの足)がある
みたいなイメージです。
で、このタコの足(コンテンツ)は
入り口ではなく、
あくまでタコの頭に来てくれたお客さんのみを意識しているということです。
自転車のスポークのようなサイト構成とは全く逆で、
入り口(集客ページ)を1カ所しか作らず
意味のない出口がたくさんあるようなwebサイトの構成
そして、自社の商品を紹介するページは
出口がたくさんあるページの端の1つに過ぎないということ。
例としてはこんな感じ
例:株式会社 ●●のホームページへようこそ(top)
SONYやトヨタなら分かるが
なぜか検索ワードも会社名なのも特徴。
で、サブカテゴリがこんな感じですね。
・今月の商品紹介
・バックナンバー
・社長ブログ
・Facebookの登録はこちら
・ツイッター始めました
一見問題のない感じですが
多くの中小企業がこんな全く集客できないホームページを持ってしまっています。
しかも「業者に頼んで」作成して
何の効果もないままずっと放置している
のが現状です。
じゃあ、何が悪いのか?ですが
アクセスの流れの順番がまるっきり逆
これは初回のアクセスを
トップページに集めることを前提に構成され、
そして、トップページに訪れた人が
コンテンツをすべて見てくれる前提に構成されている最悪のパターンです。
※ちなみに10年以上前ですが
私は在籍していた会社でこういうウェブページを作ってしまった経験があります。
とにかくすべての構成が
「アクセスがあるだろう」
「見てくれるだろう」
「商品を買ってくれるだろう」
という、製作者側の都合で作られたものです。
「さすがにそこまで酷いものはないだろう」
と思いがちですが
まさに、ここまで酷いものがゴロゴロある
中小企業のウェブサイトのすごいところです。
「だろう」で作られたサイトは集客できない
運転免許を取得している人ならほとんどの人が知っている
「だろう運転」
「かも知れない運転」
の違いです。
実際は
「アクセスは無いかも知れない」
「見てくれないかも知れない 」
「商品は絶対に買ってくれないかも知れない 」
という意識で作る必要があるわけです。
すべてが~だろうという考え方なので
基本的に入り口とされるページは1ページのみ。
そしてアクセスしてみれば会社の自己満足のような記事が大量に飛び込んできます。
これでは売れる方がおかしいですよね?
しかし、多くの企業はこの問題に気がついていないところも多いのです。
集客ページを多数作成し、たったひとつの販売ページに誘導する
自転車のスポークは、
外側には、何本あるかわからないぐらい無数に線があります。
しかし、その全てが中心にある1つの丸に向かってますね。
そして、サイトの作成で1番重要なのは
この中心部分の1つの円です。
ここにポイントを置くということです。
要するに、外側の無数のページはすべて集客ページ
そこで集客したアクセスを
全て中心部分の円に向かっていくように構成していきます。
厳密に言うと、ここまでたった1つの中心にこだわる必要はありません。
しかし、特に初心者の方がやってしまいがちな間違いに
「記事の中で、集客コンテンツがどれで販売コンテンツがどれかの区別がついていない」
というのが結構あります。
なので、この構造を頭に入れておくだけでもスタート段階でかなり違うのではないかと…
管理がしやすいパワーサイト
このようなサイトは管理がやりやすいのも特徴です。
基本的に、集客記事では
何かを販売するということはないので
アフィリエイトの場合でもその商品が販売停止になっても何も影響はありません。
しかし、すべてのサイトで商品を販売していた場合
その商品が何らかの形で販売を停止してしまった場合はすべてのリンクを修正する必要が出てきます。
なので、販売ページは1ページもしくは数ページのみにする必要があるわけです。
また、無名であればあるほど集客の間口は広くなくてはいけません。
トップページから集客しようという考えは捨てるべきです。
事実、私の所有するサイトもほとんどトップページへのアクセスはありませんのでトップページのイメージをきれいにする手間をかけるのであれば1つでも多くの記事を公開するべきだと思っています。
逆にこの構造になっていいのは
「広告出稿しまくりの物販公式サイト(いろいろなところに広告を露出させているので間口が広い)」
と
「芸能人ブログ
(本人に知名度があるので名前だけで集客できる)」だけ。
何百万円といった広告がかけられる企業や
個人の名前だけで膨大なアクセスを集められる以外は
アクセスを絞る!◎
広げる!☓
これをまず考えるべきなんです。
まとめ
というわけで、今回は
「全くアクセスがない中小企業のホームページ」
を反面教師として
サイトの構成はこうすれば良い
という、私なりの見解を述べさせていただきました。
初心者のかたはサイトのタイトルにこだわりがち…
でも、
サイトのタイトルなんてそれほど重要ではありません。
例えば育児サイトを作りたい場合は
いろいろと考えてしまいがちですが
・育児LABO
・赤ちゃん本店
とか、適当な名前でも全然OK。
なぜなら、そのキーワードで検索する人は殆どいないからです。
(人気サイトになった時は可能性があるため被らない短い名前をつければ良い。キーワードに拘る必要もあまりない。)
ちなみに記事のタイトルはものすごく重要なので
それに関してはこちらをどうぞ
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] っていう問題についてです。 スポークに例えるサイト構成の続きになります。 […]