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【時間も金額も中途半端】完全外注サイトの構築に挫折した時の失敗談

今回は、

「とにかく何もかもが中途半端に終わってしまった外注化の話」

ただ

「完全に外注及び記事更新をやめてしまった現在も、収益は発生していて、当時かかった費用は余裕で回収できている」

ので

完全に失敗と言うわけではないのですが、
収益化以外の部分で何もかもが中途半端に終わってしまった完全外注化の育児サイトのお話をします。

中途半端に終わってしまった原因をざっくりとまとめると

  • 1ヶ月にかける金額が低予算にも関わらず、1つの記事に2,000円という金額を設定してしまった
  • そのために、1ヵ月で50記事程度しか更新できず収益化できるまでにかなり時間がかかった
  • 「これだけの金額を出しているのだから」みたいな気持ちが強く、外注さんと積極的にコミニケーションを取ろうとしなかった

結局そんなサイトは長期間続くこともなく、外注期間およそ11ヵ月程度。
1日のPV6000PVぐらいで挫折してしまいました。

今から思えば、「続けておけばひょっとしたら今頃は1日4万5,000PVぐらいに成長しているかもしれない」(勝手な妄想)
と思うとちょっともったいなかったですが、

とにかくその当時はアクセス数が上がっていかないのと、
外注さんとのやり取りのストレスで「もういや」みたいな状態になってしまってました。

ということで、今回はそんな私の外注サイトの失敗談についてお話しします。

目次

完全外注化のサイトが1年続かなかった原因

1記事あたりの単価が中途半端

「初心者さんを1記事2000円くらいで集めてしまった」

最初からしっかりと記事作成マニュアルなどの準備をして
外注さんのテスト記事などの選別を行った上でこの金額出すのであればまだよかったのです。

しかし、見切り発車で

「誰でもいいので記事を書いてくれる人募集」

みたいな感じやってしまったのが最大の失敗でした。

とにかく、この記事単価では
1ヵ月100記事更新しようと思うと20万円かかります。
当初組んでた予算は、

「よくわからないので、とりあえず1ヶ月10万円ぐらいでやってみよう」
みたいな初心者にありがちな何の計算もなしな感覚だったので

更新できたのは1ヶ月で50記事です。

これが最大の失敗だったと思ってます。

とりあえず、1ヶ月50記事程度では
結果が出るのにものすごい時間がかかるわけです。

最低でも、100記事1ヶ月みたいなスピードで更新していきたいところですが当時の私はそういうことを全然考えてなかったですね。

「とりあえずやっておけ」

みたいな感じでやっつけ作業でした。

今から思えば、最初の綿密な外注戦略は結構重要です。

結果、ある程度の質の記事をある程度更新しただけ…

こんな感じになっちゃったんですね。

そうなると、結果が出るまでに時間がかかります。
確か、このサイトは7ヶ月ぐらいかかったと思ってます。

詳しくは別の記事に書いてありますのでまた見てみてください。

3ヶ月は必要!外注記事だけのブログが1日1000PVを超えるまで

個人レベルではまあPVも多いしある程度成功したと言われても不思議じゃないのですが
実際外注だけで組織化されたブログのPVと比較するとまぁ最弱小のレベルなわけです。

(こういうジャンルのブログは月間100万PVとかざらにあります)
ということでまず、予算を中途半端にして記事の単価も中途半端にしてしまったのが最大の失敗原因です。

1ヵ月の記事納品数が少なすぎる

「中途半端な金額と人数で回したため、結果も中途半端な記事数更新しかできなかった」

個人のブログを収益化する場合は、

誰を集めてどのような商品を販売しマネタイズしていくか?

この考え方が非常に重要で
そこにアクセス数はあまり関係ないです。

ただ、外注さんの記事のみで構成されるブログの場合はこの戦略をとるのはやはりかなり厳しいです。

となると、記事の質を取るか量産を取るかのどちらかになってしまいます。

そうすると、某医療系のサイト(SEOで上位を独占しているナースサイト)みたいな完全な質重視のものか、

一時期問題になったウェルクなどのように
記事の量産「多更新」と文字数で上げていくか

みたいな

どちらかの戦略しか取れなくなるわけです。
そして、問題なのは量か質
(個人的にはどちらでもいいと思っているのですが)
このどちらも中途半端ではいけないということ。

かといって、外注さんだけに任せて少ない記事で膨大なPVを集めていく戦略は私には取れないです。(スキル不足)

ので必然的に量産戦略をとるわけになります。

「1ヵ月の納品記事が中途半端」

私の最初に外注化したブログはまさにこの典型でしたね。

1ヶ月の納品記事も50程度(これは1人でもちょっと頑張れば達成できるレベル)

なので、結果が出るまでにものすごく時間がかかってしまいました。

外注化すると、この
「ある程度結果が出るまで」という時間が非常にストレスになります。

何せ、

外注さんに払う収益を確保しつつ
ブログの収益がゼロの段階をずっと続けていく必要があるからです。

ここでは1ヵ月に使う金額はあまり問題ではありません。

が外注化にしても、アドセンスのみで稼ぐ計画を立てた場合はある程度の更新量は絶対に必要になります。

その上で、結果が出るまでの時間と、
結果が出ても「圧倒的な結果が出るかどうか?」みたいなところです。

これ全てにおいて中途半端だったから
結局ぽしゃってしまいました。
今だからはっきりと言えますが

月10万かけ

・1記事500円で1ヵ月200記事更新
・1記事2,000円で1ヵ月50記事更新

なら圧倒的に前者の戦略をとります。

これぐらいの金額の幅なら、記事の質にほとんど差は出ないです。

要するに、500円で依頼しようが2,000円で依頼しようがほとんど差は無いわけです。

ここを中途半端な金額に設定してしまったために、
成果を出すのはかなり遅れたのも失敗の要因といえます。

なので、外注化するときは「なぜその金額に設定するのか」を真剣に考える必要があります。

外注さんとコミュニケーション不足と人選ミス

「テストライティングをしなかったのと、
2000円出そうがやる気のない人は適当な記事しか書いてこない」

信頼関係が構築できてないと
1記事2000円程度では記事の質なんて上がりません。

先ほども書いたように、

200円だろうが500円だろうが2,000円だろうが
納品される記事の質はほぼ変わらないです。

これが1記事8000円とかになると話は別なのですが
多更新のブログにしたかったのでそこまでの金額は払えません。

(こういうのを個人レベルで行っているブログもありますが凡人でできるレベルではないです)

1つの記事で、2000円程度で良いものを書いてもらおうと思うと
外注さんとの信頼関係の構築が不可欠になります。

これができていないにもかかわらず

「相場よりちょっといい金額を出しているのだから良い記事を書いてほしい」

というのはちょっとおこがましかったですね。

逆に、信頼関係とか、色々な要素があるのですが
そういう金額以外の部分で築けていたら
例えば300円でも400円でも頑張って記事を書いてくれる人もおられます。
(これは、その人柄にもよります)

こういうところの工夫を全くせずに
しかもマニュアルも用意せず

「1記事2000円払うから誰でもいいので書いてください」

最初の段階では、
確かに記事を投稿していけばアクセス数は上がるかもしれません。

ただ、これ以外に何の工夫もないため
外注さんも「何でもいいからただ書けばいいのか…」みたいな状態になります。

納品される記事の質というか毎回の工夫みたいなものはだんだん見られなくなってきます。

こういう状態になると

納品される記事=金額に見合ったものですらなくなってくる

要するに、最初の段階ではある程度までアクセスがあってもそこから伸びることはなくなりますよね。

そうなると、今度はいくら更新しても全然頭打ちになってアクセスが上がっていかないみたいな状況に陥ってしまいます。

(事実、足りないものはタスク作業で募集して私が自分で加工して補っていた位)

そうなると、収益が頭打ちになったブログに関してそこまでお金をかけることはできない。

実際に、1日6,000PV程度では
物販アフィリエイトとかも何とか絡めて月20万位しか儲からないわけです。

(育児ブログとは言え、物販アフィリエイト中心で構築しなかったブログ)

で開始から11ヶ月ぐらいでそのサイトはもう更新を止めることにしました。

このことからブログを長く運営するには

安い金額で外注化するには、
教育や綿密なコミニケーションが必要不可欠

であることが言えると思います。

具体的なマニュアルをこちらで作成できなかった

応募してくる人片っ端から採用して
「なんでも適当に書いてね!」

みたいなスタンス。
これでは外注さん自身も迷いながら書くことになり
結果は皆さんご存知の通り…

今でこそ、マニュアルをしっかり作成してますが
その当時は、見切り発車でも何とかなるだろう…
みたいなのいだったので

こういったマニュアルも
後出しじゃんけんみたいな感じで

「納品された記事ひとつひとつについてダメ出し」

していました。

そういうことをやってしまうと、
まず、外注しているにもかかわらずこちらの手間は増えます。

そして、ライターさんはライターさんで

「納品されるたびにまた何か言われるんじゃないか?」

みたいな感じで徐々にやる気がなくなっていきます。

その結果、ちょっと冒険したような記事を書くことができずに、

「万人に受け入れられるような無難な記事しか書けなくなる」

こうなると最悪ですね。

こちらとしては、いい金額払ってる(当時はそう思っていた…)のだからある程度良いもの納品して欲しい。

外注さんにしても

「書きたいものはあるけれども、また何か言われるのが嫌だから無難ものにしておこう」

みたいな関係になってだんだん信頼関係が崩れていきます。

「たとえ、2ページ程度でも良いのでオリジナルの記事作成マニアルは作っておくべき」

でしたね。

金額以外のベネフィットを提示できなかった

「ママブロガーとしてデビューする練習に」とか

金額以外で
「記事を書いてもらうメリット」
をもっと伝えるべきでした。

もちろん、依頼文章だけではなく
毎日のメッセージのやりとりの中ででもです。

これが最初にもなかったから結果

「お、この案件おいしそう」
みたいな人が3-5割くらい占めてしまい

結果、ドヤ顔で納品された記事も

(とりあえず書いたからお金ください)

みたいになってしまい

公開することもできずお蔵入りになってもの数知れず…

実際にやったことのある人はわかると思います。

ダメ過ぎる記事を納品されるとそれを修正するのは新しく書くより大変です。

で、その人には初回でお断りして
新たに募集をかけることに…
(地味にこれが痛い)

長く続けてくれる外注さんは全体の3割。
後の7割ぐらいは、2、3回で辞めていってしまい常に入れ替え状態。

全て自分が悪いんですが、この状態はめちゃめちゃストレスになります。

そして、外注の人数をキープしてもアクセスはあまり上がらず。
徐々に

「やってくれる外注さんだけで回そう」

みたいな感覚になってきます。

当時はWordPressのアカウントをそのまま渡していたので毎日の更新数がバレバレ。
「あれ、徐々に減っていっている」
みたいな形になって逆に外注さんになめられます。

「このクライアントなんかあかん」

みたいになるとモチベーションも続かなくなってくるわけです。
(倒産寸前の社員が一生懸命はたらかないのと同じ)

こういうことにならないためにも
とにかく、金額以外のモチベーションを高めてあげる工夫
みたいなのが必要不可欠だと思います。

まとめ

というわけで、今回は思いつくまま外注の失敗談を書いてみました。

一応、いまだに収益はあり
外注にかけた費用は余裕で回収できています。

ただ、金額面での失敗ではなく

完全に自動化できず、しかも継続させることができなかった失敗例として見ていただければと思います。

私の精神的なストレスも含めて
「完全外注化して成功したサイト」とはちょっと言い難いかなと思います。

「投資した金額が回収できているのだから成功なんじゃない?」

こんな意見もありそうですが

外注化ってやっぱり収益面だけの部分ではないです。

「完全に手放しで、自分が何もせずとも毎日勝手に記事は投稿され続け、その記事数によってアクセスがどんどん上がり収益も上がっていく状態を作るのが完全外注化のメリット」

どうよこの快感!

と考えていますので、中途半端な状態で挫折したと言うのはやはり失敗だと思います。

外注化を考えるなら、
やはり最初の戦略は結構大事です。

ノープランでやり出すと、最初はうまくいきます。
しかし、徐々にダレてきます。
そうなると、全てが中途半端になり結局のところ長いこと手伝っていただくことができなくなりますしこちらの精神的なストレスも溜まっていきます。

・収益面ではそこまで失敗ではない
・最初の金額設定で大幅にミスった
・そのために成果が出るのに非常に時間がかかった
・マニュアル等こちらの作業を短縮できるものを作成していなかったために、メッセージのやり取りなど非常に時間がかかった
・相場以上の金額を出しておけば、何もしなくても良いと思っていた
・結果アクセスも中途半端になりストレスが溜まって途中でやめてしまった

結論としてはこんな感じになります。
これから外注化を考えておられる方へ

一つの失敗談として参考になれば幸いです。

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