お待たせした。
恐怖の扉を開ける準備はできただろうか。
サチコの左メニューにある「ページ」(以前は「カバレッジ」と呼ばれていた)。
ここをクリックした瞬間、多くのブロガーは膝から崩れ落ちる。
「登録済み」の緑色のグラフの下に、広大なグレーの領域(未登録)が広がっているからだ。
そこには、あなたが丹精込めて書いた記事たちが、Googleの冷たい倉庫に山積みにされている。
今回は、この「未登録」のミステリーを解き明かす。
「ページ」画面を開くと、下の方に「ページがインデックスに登録されなかった理由」というリストがある。
そこには、呪いの言葉のようなエラーメッセージが並んでいるはずだ。
中でも、最も多くのユーザーを悩ませる、2大巨頭(ツートップ)について解説する。
この違いを理解していないと、無駄な努力をすることになる。
ケース1:「検出 – インデックス未登録」
(意味:見つけたけど、後回しにしたわ)
これを見たあなたは、「見つけたなら登録してくれよ!」と叫ぶだろう。
だが、Googleはこう言っている。
「君のサイトマップを見て、そこに新しいページがあることは知ってる(検出)。でも、他にも巡回するサイトが山ほどあって忙しいから、まだ中身を見に行ってない(未登録)。そのうち行くから待ってて」
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状況: Googleのクローラーが、店の前までは来たが、行列が長すぎて「また今度にするわ」と帰ってしまった状態。
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あなたの記事の評価: まだ評価されていない(中身を見ていないから)。
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対策: 基本的には「待つ」のみ。
- あまりに長い間(1ヶ月以上)この状態なら、第5回で教えた「URL検査 → インデックス登録をリクエスト」で、「早く来い!」と催促すると直ることがある。
これは、そこまで深刻ではない。「放置プレイ」されているだけだ。
ケース2:「クロール済み – インデックス未登録」
(意味:中身は見た。その上で、ゴミだと判断した)
こっちの方が100倍恐ろしい。そして深刻だ。
Googleはこう言っている。
「君のページにクローラーを派遣して、中身もしっかり読んだよ(クロール済み)。でも、検索結果に載せるほどの価値はないと判断したから、インデックスはしなかったよ(未登録)。残念だったね」
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状況: 料理評論家(クローラー)が店に入り、料理を食べた上で、「不味い」「これなら隣の店の方がマシ」と言って帰った状態。
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あなたの記事の評価: 「低品質」の烙印を押された。
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対策: 待っていても無駄だ。一生登録されない。
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リライト(書き直し)が必要だ。
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「他の誰かの記事のパクリではないか?」
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「文字数が少なすぎて、内容がスカスカではないか?」
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「『今日のランチはおいしかった』だけの日記になっていないか?」
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これはGoogleからの「戦力外通告」である。記事の内容を大幅に改善しない限り、復活はない。
その他の愉快な仲間たち(無視していいエラー)
このリストには、実は「無視していいエラー」も混ざっている。全部を解決しようとするのは、潔癖症が過ぎる。
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見つかりませんでした(404):
- あなたが記事を削除したあとに残るエラーだ。「削除したんだから無くて当然だろ」とツッコミを入れて放置でいい。
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代替ページ(適切な canonical タグあり):
- これは「重複ページがあるけど、こっちが本物だとわかってるから大丈夫だよ」というGoogleの独り言だ。正常な動作なので無視。
今日の処方箋:全部を「緑」にしようとするな
完璧主義のあなたは、「未登録」の数字をゼロにして、全てを「登録済み(緑)」にしたいと思うかもしれない。
だが、それは不可能であり、その必要もない。
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タグページ
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アーカイブページ
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RSSフィード
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画像だけのページ
これらは、Googleにとって「検索結果に出す必要のないページ」と判断され、意図的に「除外」されることが多い。それでいいのだ。
気にするべきは、「渾身の記事を書いたはずなのに、『クロール済み – インデックス未登録』になっているページ」だけだ。
LINEで言うならば既読スルーの状態。放置しても返事が返ってくることはない。
それは、あなたの自信作が、Googleには「無価値」と判断された証拠だからだ。
悔しかったら書き直せ。Googleが「参りました、載せさせていただきます」と言うまで。
次回予告
さて、無事にインデックス登録されたとしても、安心するのはまだ早い。
検索結果の「1ページ目」にいなければ、存在しないのと同じだ。
次回は、多くの人が誤解している「平均掲載順位」のトリックについて話そう。
「平均1位なのにアクセスがない」という怪奇現象の正体を暴く。
(第7回 終了)
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